第1話 ページ1
ピピピピピピ
イラつく機械音が部屋に響く、
学校へ行く時間を知らせるアラーム音だ
『めんどくさい…』
なんて、布団を頭までかけ、
暫く、塊になっているがそうもいかない
仕方がない。起きるか、と体を起こし時刻を
確認する。
ー8時40分ー
『ち、遅刻だー！！！！』
ー
ーー
ーーー
全く今日もとんだ災難だった
あの後もいつも通り先生に怒られ
廊下に立たされる羽目になった
明日は早く起きようと1人で心に誓う
そんな時友人に声をかけられた
「ねえA、新しく出来たカフェ行かない？
美味しいデラックスいちごパフェってやつが
すごく人気なのよ」
と目を輝かせるA子。
残念だが、私は甘いものより辛いモノ派だ
『いいよ
そこのカフェに辛いものがあるといいけど』
と言えば友達にまったくもう、と
ため息をつかれた
ー
ーー
「いらっしゃいませ〜！」
とても雰囲気のいいカフェだ
繁盛していてお客さんもそれなりに多い
「ご注文決まりましたら、お呼びください」
と微笑まれ、ぺこりと軽くお辞儀をする
『激辛麻婆豆腐がある！！
私これにする！』
「あ、あんたねぇ、カフェ来てるんだから
もう少し可愛らしいもの頼みなさいよ…」
と言われるが、食べたいものは食べたい
急いで店員を呼ぶため当たりを見渡す、
するとある男が目に入った
「あ、あれって仗助くんと、虹村じゃない？
あの二人もカフェ来るんだ」
なんてA子が嬉しそうに顔をほころばせるが
全くあたしには興味が無い
「しかも虹村ってパフェとか食べるんだ…」
と微妙な顔で口元を引きつかせる友達に
『すみませーん！』
と店員を呼んだら話を聞け、と怒られてしまった
暫くして、注文していたパフェと激辛麻婆豆腐が
やってきて1口食べるが激辛とは程遠い。
『なによこれ…、激辛ってゆうから頼んだのに
店員に文句つけてやる…！』
と片手に麻婆豆腐を持ち、席を立つ
ちょうど億泰たちの席の方か、
と思いながら早足に歩くが、次の瞬間
段差につまずきコケてしまった
『あ…』
コケてしまった瞬間、持っていた麻婆豆腐は綺麗に
宙を舞い、運がいいのか悪いのか、
億泰のパフェの中へ。
「お、俺のデラックスパフェが…！」
『あー…ごめん』
「ゴメンじゃねえ！！まだちょっとしか
食べてねぇーんだぞ！」
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箱 - 素敵な作品ありがとうございます (10月8日 22時) (
レス) @page5 id: 4edc0c80af (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・｀) - 好きな夢小説です!!続きお待ちしております…！ (2023年1月13日 19時) (レス) @page5 id: d9cb0aa3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：xoxo | 作成日時：2020年11月8日 22時
