Shintaro side ページ6
北｢そん、な……。｣
樹が崖から転落して、救急搬送された。
俺達も搬送先の病院へと車で駆けつけている最中だ。
ジェシーの話によると、風で飛んで枝にひっかかった帽子を取ろうとして足を滑らしたきょもを、樹が庇って代わりに転落してしまったらしい。
ジェシーが駆けつけた時、きょもは錯乱状態だったらしいが、今は虚ろな目で一点を見つめて意識が抜けたように茫然としている。
ジェ｢…きっと助かるから…大丈夫だよ。｣
北｢助かるって言ったって…あんなに血だらけになってっ…。｣
いつも冷静沈着な北斗が動揺している。
そして、いつもふざけているジェシーが誰よりも冷静で、しっかりしている。
怖い。
いつもと違うよ。
ねぇ、樹死なないよね…？
樹強いよね…？
とてつもない不安に襲われ、隣にいるこーちに目を向けると、
��｢今は信じよう…それしか出来ない。｣
真っ直ぐ俺の目を見つめて、手をぎゅっと握ってくれた。
いつもより頼れるこーちに逆に恐怖を感じた。
でも、そうだよね。
今はただ願うしかないよね。
樹……。
握ってくれたこーちの手に、もう片方の手を重ね、ぎゅっと目をつぶって樹の無事を祈った。
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樹華(プロフ) - kokoroさん» ありがとうございます！すごいセリフとか流れ雑なの自覚しているのですが、読んでいただけると嬉しいです！頑張ります！！ (2020年7月23日 2時) (
レス) id: e9014dd813 (このIDを非表示/違反報告)
kokoro(プロフ) - 凄く良い作品ですね！もう既に涙目になってしまいました(笑)更新頑張って下さい！ (2020年7月21日 22時) (レス) id: 1e1f0f3a45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹華 | 作成日時：2020年7月19日 19時
