Jesse side ページ14
記者会見の後日、ろくに眠れぬまま今後の方針を決めるために事務所に集まった。
北｢おはよう。｣
森｢ジェシー。｣
��｢おはよ。｣
どこかテンションの低い、暗い顔をした3人に挨拶をする。
みんなも眠れてないみたいだ、そりゃそうだ。
心の整理をきちんとつけたいけれど、活動休止になるとはいえ今はまだ考える暇も無い。
と言うより…自分の気持ちに蓋をしている。
昔、樹に言われたことを思い出して。
樹は俺を｢太陽｣と言った。
｢俺は空になる、ジェシーはみんなを輝かせる太陽だよ。｣と。
まさか本当に空になってしまうなんて思わなかったけれど。
とにかく俺は太陽なんだ。
俺がしっかりしなきゃいけない。
俺は太陽、みんなが歩むべき道を明るく照らして支えるのが俺の役割だから。
ジェ｢大我、おはよう。｣
京｢…おはよ…。｣
特に大我。
何としてでも、大我は支えてあげなきゃいけない。
誰から見ても大我の精神状態は不安定だ。
昨日は突然床に崩れ落ちて意識朦朧としていたし。
慎太郎や北斗、こーちも心配だ。
慎太郎なんてずっとキョロキョロしちゃってるし、北斗はあれは完全に強がってるし、こーちも俯いてばかり。
でも今一番心配なのは大我だ。
ジェ｢大我、眠れてない？｣
京｢…。｣
スマホの画面を見つめたまま動かないので、心配して声をかけたが返事が無い。
ジェ｢…大我？｣
京｢…っぁ…く…はっ…！｣
ジェ｢え、大我？｣
ｶﾞｼｬﾝｯ
大我の手からスマホが滑り落ちる。
震える手で喉を押さえ、膝から崩れ落ちる。
…過呼吸！？
ジェ｢大我！大丈夫！？｣
京｢くっ、はぁ、くるしっ…ひっ、はぁはぁっ…！｣
やっぱり過呼吸だ。
まずいな。
慎｢きょも！？｣
��｢過呼吸起こしてんじゃん…！｣
ジェ｢北斗、マネージャー呼んできて！！｣
北｢分かった…！｣
北斗にマネージャーを連れてきてもらい、こーちにビニール袋を持ってきてもらう。
ジェ｢大我、これで呼吸してみて？｣
大我の口にビニール袋をあてがう。
涙をポロポロと流し、顔を歪めながら呼吸をする大我。
京｢はぁっはっはぁ、くはぁ…っ！｣
ジェ｢ゆっくりねー、そう、大丈夫だからね。｣
京｢はっはっ、は…っはぁ……ふぅ…。｣
ゆっくりと呼吸するのを促してあげると、次第に呼吸が整ってきた。
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樹華(プロフ) - kokoroさん» ありがとうございます！すごいセリフとか流れ雑なの自覚しているのですが、読んでいただけると嬉しいです！頑張ります！！ (2020年7月23日 2時) (
レス) id: e9014dd813 (このIDを非表示/違反報告)
kokoro(プロフ) - 凄く良い作品ですね！もう既に涙目になってしまいました(笑)更新頑張って下さい！ (2020年7月21日 22時) (レス) id: 1e1f0f3a45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹華 | 作成日時：2020年7月19日 19時
