天才外科医とアイドル3 （Y,C）

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私は、お母さんと近くの喫茶店に入った。

母「ね、本当に結婚するの？」

『うん』

母「お父さんが言ってたように、裏があるかもよ？」

『それでも良い。ひとつやふたつ、嫌いなところあっていいんじゃない』

母「…結婚すると、色々変わるわよ？

　子供ができたら、育児で疲れて、あたるなんて事もあるし。

　それに、もしもキスシーンの時はどうするの？」

『判ってる。全部判ってる。

　……お母さんは、結婚して損した？

　私を産んで、損した？』

母「そんなことないわよ。でも、結婚して損したなぁって思うときはあった。

　でも、幸せが大きかった。明莉を産んで、損したことなんて一度も無い。

　逆に、ありがとう。私達のところにきてくれてありがとう。

　この手で抱かせてくれてありがとう。って思った」笑

『ちょっと大袈裟すぎ。笑

　じゃあさ、なんで死んだってうそついたの？』

母「ちょっと、フランスに行ってただけよ。

　それで、亡くなったって思わせないとついてきちゃいそうだったから」

『……はあ。そっ』

母「あら、怒らせちゃった？」

涼しい顔で紅茶を啜る。

『……結婚する。どんなことがあっても結婚するから』

母「ふぅ、判った。認めるよ」

『ありがとう。さ、そろそろ帰らない？』

母「えー、もうちょっと女子会しようよ」

『ったく、』

これじゃあどっちが母か判んないよ。笑

母「キス、いつしたの？」

『え？』

母「侑李君とキス、いつしたの？」

『え、…おやすみの時///』

母「続きはしたの？」

『なわけないでしょ！ヘリ乗りたいし』

母「そ。あ、そろそろ帰ってこいだって〜」

スマホを見ながら、席を立ち、レジに行く。

『あ、ちょっと』



母「ただいま〜」

『……侑李、大丈夫だった？』

知念「うん。なんとも」笑

父「腹減った。飯」

『あ、お母さん。一緒に作ろ？』

母「うん！侑李君も一緒にどu ﾌﾟﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙ 誰？」

『私だよ』笑

耕作？

『どうしたの？』

藍沢「くれあちゃんが心肺停止状態だ。血圧も上がってる」

『どうして？』

藍沢「判らない。施設に行くよ。って言ったら急変した」

『今行く』

藍沢「ああ、」

電話を切る。

『患者さんが急変したって、ちょっと行ってくるね』

知念「気を付けてよ？」

『うん。行ってきます』

3人「いってらっしゃい〜」

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