天才外科医とアイドル3 （Y,C）

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目を覚ますと、自分の家のベッドで寝ていた。

隣には侑李が。

……ん？寝てた？

昨日は家に帰って、…私は本当に帰ったの？……どうしよう。記憶がない。

ストレス性の記憶障害？

でも、たった1日の記憶だけ。

……はぁ、仕方ない。

仕事行かなきゃな。

知念「明莉〜」

『え、寝言？』笑

嬉しいな。

でも、罪悪感が胸を覆う。

話さなくて……いい……よね。

あの事とかあの事とか。

関係ないから良いんだよ。

そう自分に言い聞かせ、キッチンに立つ。


作り終わっても侑李は起きてこない。

『？侑李？起きて…ない』笑

休みなのかな？

『起きよ？』

軽く肩をたたく。

知念「ん、うん。……おはよ」

『おはよ。休み？』

知念「夜から」

『そっか』

ヘリが飛べないから、一般外科の方とか手術がいっぱいあるな。

肩こったりしないかな〜。

知念「明莉はいつも通り？」

『ううん。たぶん帰れないと思う』

食卓に着く。

知念「ふーん」

いただきます。

今日は何人助けられるかな？

逆に何人の死に顔を見るんだろ。

0だったら良いな。

知念「休み取れたよ」

『……あ、うん。私も休みとったよ』

休みとった=忙しくなる。

おぉ、死に物狂いだ。笑

患者さんに話して、点滴とかきちんと私以外の担当医に教え込んで、…うん。頑張ろ。笑

知念「ヘリ、大丈夫だった？」

『うん。指導不足でね。パイロットに急いでって、灰谷君が言ったの。

　パイロットへの口出しは規則でも禁止されてるってこと、教わったはずなんだけどな。

　だって、最短時間で安全に医者が患者さんに接触できるようにプランを立ててるからね？

　私たちが口出すことじゃないんだよ』

どっちにしろ、指導不足に変わりはない。

知念「2週間ヘリ飛べないの？」

『そんなことまで知ってるの!？』

知念「うん」笑

『……式、どこにするの？』

知念「知らない」

そ、即答でその回答は…。苦笑

知念「好きなところにしたら？」

『そうだね』苦笑

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