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『……はあ〜〜〜』

無事、七川さんの手術は成功。

後遺症残っちゃったけどね。

緋山「凄いため息」笑

当直用のスウェットに着がえ、ソファに横なっていると、顔面に缶コーヒーを落とされた。

『いった!』

缶の角がおでこに直撃。

その痛みに思わず起き上がる。

緋山「目、覚めた?」笑

『なわけない』笑

久しぶりの出勤で疲れが倍。笑

緋山「……あんたさ、脳死判定の時、どう思ってサインさせなかったの?」

『苦しんだまま死んで欲しくない。それに、もう一度笑って欲しいな〜って思ってた。

 ……ううん、それは後から。何故か、させたらダメだって思ったの』笑

緋山「ふーん」

『でもさ、キャリア失うって、こういうことなんだな〜って思えた』

緋山「ヘリに乗れないことじゃなくて、私のせいで皆に迷惑がかかることが辛かった」

『うん。でも、夕霧先生に言われたんだ。


 “どんなに信頼出来てても、ただの医者と患者でしかない。

  それを変えたいのなら、もっと成長しろ”


 “患者に寄り添いすぎると大事な物を失っただろ?お前の成長は、

  壁をつくれるようになることだ”


 それから、木下先生には、

 “遠回りで得るものは大きい。

  一人でも多くの人を助けるのか、腕だけを磨くのか。それは君が決めなさい”


  今思えば、色んな人に支えられて今の私がいるんだよ。美帆子もそうでしょ?』

緋山「うん。明莉でしょ、三井先生で『私!?』うん」笑

私…。

『ふふ、美帆子好…あ、』

緋山「うっわ、ちょっと何やってくれんの!」

美帆子に抱きつこうとしたら、コーヒーがこぼれて、美帆子のスウェットに付いた。

『ごめーん』笑

緋山「ったく、も〜」笑

笑いながらハンカチでトントン叩く。

白石「あれ?今日当直だっけ?」

当直の恵が医局に入ってくるなり、驚く。

『ううん。さっき、緊急手術があってね』

白石「そうだったの…」

恵が隣に座る。

冴島「あれ?どうしたの?」

藤川「……おお!」

あらら、皆さんも泊まり?笑

緋山「ふっ、マジか」笑

藤川「あれれ?もしかして、帰んないの?」

『違いますぅ〜。帰れないんですぅ〜』

藍沢「あの頃と一緒だな」









結局この日は一睡も出来なかった。笑

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月野かぐや(プロフ) - ゆずずさん» ありがとうございます。次は、ドキドキを楽しめるようにしてみます!笑 (2017年8月24日 18時) (レス) id: 51cf5f88ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆずず - 更新毎日楽しみに待っています!これを読むときはワクワクが止まらなくって楽しみに見さしてもらっています!これからも頑張ってください! (2017年8月24日 15時) (レス) id: 810bf5e9ee (このIDを非表示/違反報告)
月野かぐや(プロフ) - Yui Easter ?さん» ありがとうございます妹喜びます!これからも、1番のお気に入りでいてください!笑 (2017年8月20日 17時) (レス) id: 51cf5f88ff (このIDを非表示/違反報告)
月野かぐや(プロフ) - 雄也loveさん» 最初から…ありがとうございます!最初から最初から…(怖いわ!)笑本当にありがとうございます! (2017年8月20日 17時) (レス) id: 51cf5f88ff (このIDを非表示/違反報告)
Yui Easter ?(プロフ) - 妹さんお誕生日おめでとうございます!このお話1番のお気に入りなんです!これからも更新頑張ってください! (2017年8月20日 13時) (レス) id: 27fd5c177b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 かぐや | 作者ホームページ:http://annsatu.aikatu.jump  
作成日時:2017年8月20日 11時

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