天才外科医とアイドル3 （Y,C）

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そして、今日は休むことにした。

侑李も仕事休みなんだって。

『ゆーり？薬、取って？』

知念「どこ？」

『あ−、やっぱり自分で取る』

ベッドを降りようとしたら、

知念「だーめ、病人は大人しくしてて」

と、言われ、動けなくなった。

知念「薬と水ね」

『ありがと』

上半身を起こし、薬を飲む。

『…良くなった。仕事行こう』

知念「ダメだって。治して、明日挨拶行かなきゃ」笑

『…はーい』

あーあ、メス握りたい…。

『ｹﾎｯｹﾎｯ…。だめだ、むりぃ』

知念「ほら、ちゃんと寝て」

初めてこんなに高熱出した。

最近休んでないからかな？

『…ｹﾎｯ…ｹﾎｹﾎｯ』

知念「辛いね…」

頭を優しく撫でる。

『…ありがとっ、』

知念「うん」

早く治んないかな〜。

しんどい〜。

はぁ、死ぬ。

『…ゆう、り…っ、』

知念「大丈夫。傍に居るから」

ぎゅっと手を握る。

ああ、患者さんってこんな気持ちなのかな。

これ、もしも知らない人でも、すっごい落ち着くね。

『…患者、さん…。こんな気持ちなんだねっ、ｹﾎｯ、ｹﾎｹﾎｯ』

知念「…判ったから」

なんでかな。今、すっごい喋りたい。

話題がいっぱい出てくる。

『…おとう、さんね、ﾊｱﾊｱ、治った…って』

知念「え？癌が？」

息が荒くなってきた。

感染症とかいやだよ？

『ｹﾎｯ…ﾊｱ、ｹﾎｯｹﾎｯｹﾎ』

知念「…明莉…」

『伊野尾、さんが、シアン、飲んじゃたのは、天羽さんが仕組んで…ｹﾎｯｹﾎｯ』

熱って、こんなに辛かったけ？

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