先輩の事、嫌いです。 (ページ7)

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京本「A！おはよ」

『あ、きょもおはよう』

きょもとは幼馴染で家も近いからこうやって朝が一緒になることはよくある。

…朝も教室も帰りでも常にきょもといる気がする。

きょもって私以外に友達いないのかな。笑

学校につき、下駄箱から靴をとり履いて教室に向かおうとすると、松村先輩が見えた。

朝から松村先輩に会えたことが嬉しくて、テンションが上がるのが自分でもわかる。

『松村せん……』

下駄箱が死角になっていて見えなかったけど、松村先輩と一緒にいたのは、

あのピンク頭だった。

急いで背中を向けて、きょもいこ！って自分のクラスにいこうとするが、、、、、

樹「あ！ねえ！おはよ！」

…なんでバレた。

気づかないフリすれば行けるよね。

北斗「Aちゃん？」

…松村先輩に呼ばれたら、

『あ、松村、先輩おはようございます』

無視するわけにはいかない、、

樹「Aちゃんってゆーんだ！」

北斗「なに、樹達知り合い？」

樹「ん？あー、俺たちはー、

秘密の関係♡」

そう言いながら私の肩に手を回してきたピンク。

私も松村先輩もきょもも思考が止まる。

北斗「…え、どーゆーこと？」

樹「だーかーらー、昨日俺たち視聴覚室で秘密な…『違います！』

思ったより大きな声が出てしまって廊下にいた生徒みんながこっちを見る。

『……違います。』

私はそれだけ言い、きょもの手を取って歩き出した。

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