【ツイステ】ウツボとおままごと。 (ページ10)

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はページ10

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誰か助けてくれと思っても、助けに来てくれる訳では無い。
それは自分が1番知っていた。
だって声に出さなきゃ伝わらない。

だから━━━━━━

「助けてくれーっ！！」

と、私はフロイドの腕の中でじたばた暴れる。
だけどがっちり掴まれてしまった腕は動かない。
そのままベンチに連行されるAだった。

「よ〜し、メジロちゃん、ウィンターホリデーの前に1回遊びたかったんだ〜」

「えっ…いや待って私ピクニックシート持ってないんだけど…」

「別にいいよ〜、オレメジロちゃんと話したいだけだったから」

何を言っているんだこのウツボは。

「そんなことまでに有給使ったの！？」

「えー…別にそんなんオレの自由じゃん」

「うぐっ…正論。」

あれ、私何言ってんだとか思いながら話してね？
でもこいつと話すのは悪くないのかもしれない。

私は花をいじりながら話を続けた。

「ねーねー今日の授業なんかよくわかんなくね？」

「だよねーメジロちゃんも？オレ落書きした〜」

そう得意げに言うフロイド。
落書きの何が自慢なのか。
私も昔したけど。

落書きを見せてもらったら意外と絵は上手だった。