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fk side
nb「じゃあ方向性はそんな感じ?だったら、俺的には物件これ一択だわ」
そう言って翔太が差し出した資料には、採光性の高さが特徴の物件が載っていた。
nb「ここなら、陽の光がすごく入るから温かみや安心感があるし、明るい気持ちにもなれる。
内装はこれからだけど、空間を完全に仕切るんじゃなくて目隠し使ったり、フローリングやタイルも明るめのやつにしたりすれば、なかなかいい感じに仕上がると思う」
dt「立地もいいな。一本路地に入るけど、駅からも歩けない距離じゃないし」
sk「おー、固まってきたんじゃない?てか超楽しいなこれ」
iw「久々に会ってもお前は相変わらずだな」
テンションが上がりっぱなしの佐久間に、照が目がなくなりそうなかわいい笑顔を向ける。こういうふとした関係性も懐かしい。
nb「じゃあ、俺とふっかで実際の物件見てみて、よかったら確定な」
「おっけー。工事ってどんくらいかかるもん?」
nb「この状態からだと…まあ3ヶ月有れば大丈夫だろ。デザインはたたき作って送るから、なんかアイデアあったら言って」
「「了解ー」」
ab「頼まれてた事業計画も、もうすぐ仕上がりそうだよ。来週の頭には帰るから、その時にでも」
sk「…俺らそれ見てわかんのかな、なあふっか」
「おい俺にふるなよ」
ab「まあ説明してやるから」
sk「阿部ちゃん先生〜お願いします〜」
iw「やっぱり相変わらずだな」
照の言葉に、またみんなで目配せして笑う。
こうして、俺たちは無事、開店に向けて動き出した。
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作者名:わかめ | 作成日時:2020年1月15日 1時