先生 REN side ページ21
Aちゃんはサッカー部のマネージャーやった
嬉しすぎん！？
Aちゃんと話したけど可哀想すぎる
友達もおらんくて親は出張でおらんなんて…困った時誰に頼ってるん？
Aちゃんは『大丈夫』って言うとるけど目は悲しそう…
笑顔も少ないし教室でおる時なんて窓の外を見ている…でも…その目には光がない
いつも悲しそうな目をしとる…
可愛い顔が台無しやで……
でも、その表情が変わる時がある
それは岸先生が生徒にいじられとる時
楽しそうに笑っとる
その、笑っとる顔がものすごく可愛い…
俺にもその笑っとる顔して欲しい
やから俺は、1人でおる時は一緒におりたいって思った
周りの男子もAさんは、笑ってる顔が可愛いってウワサになっとる
俺も、同い年やったらなぁ…絶対惚れとる
彼女にしたいもん
正直、Aちゃん以外の女子には興味無い
でも、一応は先生やから
そんなこと言ってられへんけど…
『永瀬先生？どうしたんですか？』
我が身に返ると目の前にはAちゃんがおって無意識に頭を撫でていた
Aちゃんは耐性がないのか顔が真っ赤…
永瀬「ご、ごめん…」
(何してんや！俺！)
そのあともちょい、ちょいAちゃんを見てたらあっという間終わった部活
着替え終えたAちゃんが学校から出てくる
声をかけようとしたら
「永瀬先生〜」
女子たちが俺を囲む
タイミング悪いねん！
「永瀬先生、サッカー部の顧問なんですか？」
永瀬「まぁな、ごめん今日急いどるから」
「はーい、また明日〜」
よし、追いかけるか！
俺はAちゃんの跡を追いかけた
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作者名：じゅり | 作成日時：2019年11月10日 17時
