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1歩も譲る素振りを見せない強気な樹に
�� 謝ってくれるまで喋らない ��
なんて、子供みたいなこと言ってたのが馬鹿馬鹿しくなって
『……もういい、店の中戻る』
と、樹に背を向けて歩き出そうとすると
「お前、俺と喋らないんじゃなかったっけ？」
なんて、得意げに笑って
やっぱ構ってほしくなった？
と煙草に火をつけるその仕草に、一段と呆れてくる。
別に、どーせプライドの高い樹から
ごめんなさいの言葉が出てくるなんて、最初からこれっぽっちも期待してなかったし
『…先に戻ってるから』
「は？ 無理」
『煙草ぐらい1人で吸えるじゃん』
「それ分かっててついてくるって言ったのお前じゃん」
…それはそうだけど、、
なんか思ってたのと違ったんだもん
「どーせ戻ったって1人なんだし、ここに居とけって」
『…でも、』
と、食い下がると樹は私の腕を掴んで、
無理矢理 隣に座らせた。
それを嬉しいなんて思ってるんだから
…多分、
私はこれからも樹に勝てないんだろうなあ
それが何だか悔しくて、
「なに？ お前も吸う？」
私の視線に気付いて、わざとからかってくる樹に
うん、吸う
と平然な顔して、ポケットからタバコを奪うと
「は？ おま、冗談だわ！」
なんて焦って奪い返してくるから
小さな仕返しができてちょっと嬉しかったり。
もう高校の頃と違って、タバコ吸ってても怒られたりなんてしないのに
�� お前だけは煙草やんなよ ��
って言ってた、17歳の頃の樹の言いつけを
いまだ律儀に守ってる私もいて
まぁ吸っていいって言われても、今更 吸う気もないんだけど。
…ていうか、
『さすがにちょっと吸いすぎじゃない？』
「中で吸えねーからずっと我慢してたの」
『もう中毒じゃん。早死にするよ』
「あのな、煙草やってなくても病気なり事故なりで早死にするかもしんねーんだから
好きなことして生きてたいの俺は」
『はいはい、そんなに早死したいならどうぞお好きなように』
「…お前、ほんと生意気なのな」
そう眉をひそめながらも、
絶対 私に煙がかからないようにしてる樹を見て
もう生意気でも何でもいいや、なんて思ったり。
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莉帆(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！楽しみにしてます！ (3月7日 3時) (
レス) id: 68b2be3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - 更新ありがとうございます。すごく嬉しいです！！樹にもほっくんにもめちゃくちゃときめいてます！固唾を飲んで続きを見守らせていただきます。 (12月12日 13時) (レス) @page46 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - ほっくんとの続きが気になっていますが、更新の予定はありますか？卒業式に話せたのかな、どんな話になったのかな、とドキドキしています！ (11月27日 8時) (レス) @page44 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
makoyulove(プロフ) - 大好きな小説です＾＾続編も欲しいくらい！！ (8月23日 23時) (レス) @page44 id: bfe610f7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みと(プロフ) - もうじゅったんかっこいいって思いながら毎回楽しく読ませて頂いています♪続きも楽しみにしてます🫶 (8月1日 22時) (レス) id: cc723408f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ x他1人 | 作成日時：2023年7月13日 17時
