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「なーんで持ってんの、なーんで持ってんの
呑み足りないから持ってんの！」
「ほらー、早く飲めってー」
わあ、さすが飲みサー。
後半に差し掛かって、みんなそれぞれ酔いが回ってきたのか
あちこちで潰し合いが始まってて
……ほんと、端っこに座っててよかった
こーちは既に寝てるし、
北斗くんはベロベロの大我くん介護してて、
ジェシーはお酒強いから向こうに呼ばれて、
1人なった私は、枝豆をつまみながら焼酎をちびちび呑んで
その様子を見てることしかできない。
『……暇すぎるな、』
かと言って、あのコール地獄の中に入っていく勇気はないし…
…あ。ゲームでもしようかな
と、話題のチムチムをしようとスマホに手を伸ばすと
不意に、とんとん、と後ろから肩を叩かれた。
…北斗くんかな、なんて思いながら振り向こうとすると
肩に置かれた指が私の頬っぺにヒットして
顔を見上げるとそこには、
「…ぶっさ」
なんて、ニコリともせず悪態をつく樹がいた。
「つまんなそうだから来てあげたけど、
俺が謝るまでは喋んないんだっけ？」
…ずるい。
まるで私のために、みたいな言い方して
ほんとは飲まされるのが嫌で逃げてきただけのくせに。
「…まぁなんでもいいけど、」
と、服のポケットから赤と白のパッケージの煙草を出して
吸いに行くけど、お前も来る？
なんて、
…私が断らないの分かってて聞いてるんでしょ？
その言葉に大人しく首を縦に振れば、
樹は少しだけ口角を上げて、ゆっくりと私の手を引いた。
.
「で、お前はいつまで俺と喋んないつもり？」
もちろん、樹が謝ってくれるまで
と、心の中で言うと
私の考えてることは全てお見通しなのか
謝んないよ、なんて
意地の悪い顔で、煙を吐き出しながら言った。
「だって、俺悪いことしてねーし」
…したじゃん
急に他の男にしっぽ振ってる
なんて、まるで私が人に媚びてるみたいな言い方したり
生意気って見下して馬鹿にしたり
お店に入ってからずっと
素っ気ない嫌味な態度しか取ってこなかったくせに、、
「言っとくけど、何言われても俺謝んないよ」
…さいてー、
.
樹には、赤マルを吸ってて欲しいな
という願望を込めました。笑
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莉帆(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！楽しみにしてます！ (3月7日 3時) (
レス) id: 68b2be3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - 更新ありがとうございます。すごく嬉しいです！！樹にもほっくんにもめちゃくちゃときめいてます！固唾を飲んで続きを見守らせていただきます。 (12月12日 13時) (レス) @page46 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - ほっくんとの続きが気になっていますが、更新の予定はありますか？卒業式に話せたのかな、どんな話になったのかな、とドキドキしています！ (11月27日 8時) (レス) @page44 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
makoyulove(プロフ) - 大好きな小説です＾＾続編も欲しいくらい！！ (8月23日 23時) (レス) @page44 id: bfe610f7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みと(プロフ) - もうじゅったんかっこいいって思いながら毎回楽しく読ませて頂いています♪続きも楽しみにしてます🫶 (8月1日 22時) (レス) id: cc723408f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ x他1人 | 作成日時：2023年7月13日 17時
