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…そうだよね。樹だもん
仲のいい先輩の1人や２人いたって全然おかしくないし、
むしろ大学に入ってから、高校の時より声掛けられること多くなったの知ってるし…
「とりあえず北斗ときょもには連絡いれとくから、
絶対一緒に来いよ。分かった？」
『…うん、』
「じゃあな」
樹のその言葉を最後に、ツーツーと虚しい音がスマホから聞こえる。
…バイバイ、も言えなかった。
いつもなら私が切るまで待ってるくせに…
『…あーもう、ほんとやだ』
2人きりなのかな、とか
樹から一緒に行こうって誘ったのかな、とか
…もう、あの人のこと抱いたのかな、
とか。
考え出したら止まらなくて、
最近はずっと一緒に居たし、女絡みの話も聞かなかったから
ちょっと安心しちゃってたな…
『急に行きたくなくなってきた…、』
「あ、Aちゃん」
行くのやめちゃおうかな、なんて悩んでると
ふと後ろから聞き覚えのある声がして振り向く。
『……大我くん、』
と、今日で二度目ましての松村くん。
こんにちはー、と軽く会釈すると
無言でぺこりとされた。
「樹から聞いた？」
『あ、うん。さっき電話してて』
「それなら話早いね
樹に一緒に連れて来てやってって頼まれて」
『…ごめんね、わざわざ。1人でも大丈夫って言ったんだけど』
申し訳なくて手を合わせて謝ると、
同じ場所に行くんだから何人増えたって変わらないよ
なんて、いつものクールな感じとは裏腹に、可愛い笑顔で笑う大我くん。
いい子すぎる…。
樹なんて心配はするくせに、私のこと人に頼んで自分は他の女といるんだもん
…あ、ダメだ、
なんか逆にムカついてきた。
「北斗、店の名前なんだっけ？」
「S.I.X っていうお洒落なバルだって」
「いかにも飲みサーらしい感じ」
「ね。なんか苦手、こーゆーお店」
そもそも私に対して思わせぶりが過ぎるんだよ、樹は
つい好きなのかな？って勘違いしちゃうんだって！
なんて、2人の会話に耳を傾けることも忘れ、心の中で樹への不満を爆発させた
「まぁ樹はAちゃんが好きそうだからってこの店選んだみたいだけどね」
「サークル入ってないのに呼ぶこと前提なの、樹らしくていいね」
だから
2人がそんなことを言ってたなんて私は知る由もなくて
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莉帆(プロフ) - 久々の更新嬉しいです！楽しみにしてます！ (3月7日 3時) (
レス) id: 68b2be3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - 更新ありがとうございます。すごく嬉しいです！！樹にもほっくんにもめちゃくちゃときめいてます！固唾を飲んで続きを見守らせていただきます。 (12月12日 13時) (レス) @page46 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
maundy(プロフ) - ほっくんとの続きが気になっていますが、更新の予定はありますか？卒業式に話せたのかな、どんな話になったのかな、とドキドキしています！ (11月27日 8時) (レス) @page44 id: 0a6eebb885 (このIDを非表示/違反報告)
makoyulove(プロフ) - 大好きな小説です＾＾続編も欲しいくらい！！ (8月23日 23時) (レス) @page44 id: bfe610f7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みと(プロフ) - もうじゅったんかっこいいって思いながら毎回楽しく読ませて頂いています♪続きも楽しみにしてます🫶 (8月1日 22時) (レス) id: cc723408f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ x他1人 | 作成日時：2023年7月13日 17時
