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それから3日後。
昼頃に出て行った蘭のいない家で竜胆と2人、この前から少し進んだゲームの続きをしている。
『蘭どこ行ったんだろうね〜』
「さぁ
あ、姉ちゃんその宝箱開けて」
言われたままコントローラーのボタンを押す。
『ねぇ！もしかしてこの前のクラブで出会った女かな！！？』
パカっと開いた宝箱はモンスターで、音楽と共に戦闘の画面に切り替わった。
『竜胆！！どうしよ！！
蘭に彼女できるかも！！！』
「それは絶対ないから」
そう冷静に返した竜胆は、コントローラーを投げ捨てて泣きつく私の背中をポンポンと叩きながら、投げ捨てたコントローラーを拾って攻撃のボタンを押した。
『ねぇ蘭の後つけてみよ？』
「あれから1時間も経ってるからどこにいるかわかんないよ」
『うぇぇぇえん』
もちろん泣いてはいないのだが、抱きつく私をフル無視して2つのコントローラーを動かす竜胆の肩にぐりぐりと頭を押し付ける。
「…姉ちゃん、兄ちゃんが心配というより
さてはゲームに飽きたな？」
『あ、バレた？』
パッと離れた私に、もぉ〜と言った竜胆はデータをセーブして電源を落とした。
『どこ行くの？』
「……警棒見に？」
立ち上がった竜胆を見上げて聞くと、少し悩んだ顔をして呟いた。
『よし行こ！』
.
..
『言っとくけど蘭のことも心配だからね？』
「はいはい」
せっかくのデートだから歩いて行こうと言うことになり、腕を組んで歩いてたどり着いたちょっと怪しげな店。
『鞭もあるけど？』
長い鞭から乗馬用の鞭まで。
「カリスマ姉弟の兄が鞭振り回すとかやだ俺」
『私もやだ』
太めの蝋燭や手錠、鳥の羽など置かれたコーナーを過ぎてふと思う。
『ねぇ竜胆、見る店間違えてるかも』
「俺も薄々思ってた」
『警棒って防犯グッズじゃない？』
「ここら辺に店あるかな？」
『店はないけど交番ならあるよ』
それはまだやめとこ。と言いながら出口に向かう竜胆について外へ出る。
「『あ』」
「……こんな店に何買いに来てんの？」
店を出た真前にちょうど歩いていた蘭が目を大きく見開いたまま、店の看板と私たちを交互に見て一歩下がって聞いた。
『物理的に引かないでよ
蘭のためだもん』
「うん、兄ちゃんにあげようと思って」
「いや、いらねぇけど…」
さらに一歩下がる蘭は正にドン引き。と顔に書いてある。
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玉兎(プロフ) - なるさん» はっ！！(*ﾟﾛﾟ)!! ありがとうございます！！✨✨ 頑張ります！！🥰 (2022年8月18日 12時) (
レス) id: 2cb29c266f (このIDを非表示/違反報告)
なる - やっぱりこのシリーズとっても面白い！！ これからも頑張ってください（＾_＾） (2022年8月18日 11時) (レス) @page25 id: 4373cfedf7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 久遠さん» いつも楽しみにしてくださって嬉しいです！ありがとうございます(⌯˃̶᷄ ⁻̫ ˂̶᷄⌯)✨✨ (2022年5月25日 21時) (レス) id: 99723d5af6 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 蘭ちゃんに一体何が…続きが気になります✨ (2022年5月25日 15時) (レス) @page48 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 久遠さん» 久遠さんいつもありがとうございます！ かなり増えましたね笑 (楽しくてつい書き込んでしまった…) 5も引き続きよろしくお願いしますね♡(≧ω≦ ) (2022年5月24日 20時) (レス) id: 99723d5af6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年5月14日 14時
