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次の日、もちろん学校は休んだ。
2人も休み。
3人で傷が癒えるようにゆっくり過ごす。
時間が経つに連れて2人の身体からは青黒いアザが出始めた。
『これはマジで痛そう』
「んーいてぇ」
横腹の湿布を張り替えながら言うと、どうでも良さそうな声で蘭が返事する。
『冷蔵庫がカラだから買い物行かなきゃなんだけど行けそ？』
「それくらいなら行けるよ」
横で鏡を見ながら口の横に絆創膏を貼ろうとしてる竜胆が答えた。
左右逆の世界に迷い込んでる竜胆に貸して。と言って受け取った絆創膏を蘭の腕に貼る。
「ぇ…」
呆然とする竜胆をチラリと見て蘭と爆笑する。
今日も弟がかわいい。
そのあとちゃんと竜胆の手当てもして3人で家を出る。
傷だらけの子供が3人歩いてたら目立つ。
虐待か、はたまた喧嘩か。同情や軽蔑の目を向けられながら辿り着いたスーパーで竜胆の押すカートに食材を入れていく。
会計を済ませて袋を3人で分けて持っていたところにケータイが鳴った。
画面には佐野真一郎の文字。
時刻は下校時間。
ケータイを閉じてポッケにしまう。
「出なくていいの？」
私の持ってる袋の片方を持った竜胆が聞く。
蘭も気にはなってるようで、誰？と聞いてきた。
『知らない番号
間違い電話じゃない？』
ふーん。と2人は納得してないような顔をしながら並んで歩いていく。
着信音が消えて少し経てばまた鳴る。
今度はぴっと切った。
その直後にまた鳴るケータイに苛立ちを覚える。
「俺出ようか？」
不審に思った蘭が聞くが、いいよと断り電話に出た。
『もしもし』
「Aちゃーん？なーーーーんで学校行ってなくて電話にも出なくて、更に切るのかな？
しかもお前、昨日家着いたら連絡しろって言ったのにして来なかったろ！！」
『んーーするとは言ってないよ』
私が電話に出たことにより持てなくなった袋を竜胆が持ち少し前を2人が歩く。
その後ろをついていく。
深いため息が聞こえる。
「まぁいいや、お前今どこ？
外にいんだろ」
ケータイから漏れる私の周りの音を拾ったのだろう。
そう言う佐野にスーパーの前だと告げる。
「わかった、行くから動くなよ」
佐野のその言葉に何も言わないでいると、動くなよ！？ともう一度言われる。
適当にはいはい。と返事しながら電話を切り前の2人に声をかけた。
『蘭、竜胆
2人で帰ってて
用事できた』
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わかな(プロフ) - こんばんわ。主様の小説が大好きで見るのは3度目です😂これからまた1から見ます👀夢主ちゃんの感じも主様が作るストーリーも素敵でどタイプです。まだまだ続いて欲しいと思っています。これからも何度でも楽しみに読みますねᵔᢦᵔ (4月3日 0時) (
レス) @page1 id: 4fe231f56f (このIDを非表示/違反報告)
まぅ - 玉兎さん» そうなんですね…そういう方が少なくなってくれると嬉しいです…。。 (9月8日 9時) (レス) id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - まぅさん» コメントありがとうございます！プリ小説は使ったことがないですが、他の方からもそのような話をお伺いしたことはあります💦発見された読者の方も私もあまり気分の良いものではありませんが、気に留めてくださりありがとうございます☺️ (8月31日 11時) (レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
まぅ - コメント失礼します。こんな素敵な作品に出会えて感激です！私はプリ小説の方で活動をしているのですが、玉兎さんの作品と似通っているものがありました。プリ小説の方でも活動されていますか？ (8月26日 10時) (レス) id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - とぅにさん» コメントありがとうございます✨ そう言っていただけて心底嬉しいです🥰 こちらこそ最後まで読んでくださりありがとうございました！どうぞこれからもよろしくお願いします☺️ (8月9日 19時) (レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年3月29日 20時
