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「す、すげぇ…」
「もう半分倒してるぞ」
「俺らこんなにいてほとんどやられたのに」
「やっぱすげぇよ」
周りがそんなことを言ってるとはつゆ知らず。
一人一人と的確に減らしていく。
.
..
『ﾊｧ…ﾊｧ、ﾊｧ』
「流石に疲れが出てきたか」
残り1人。
隊長格だろう。
よくやったと思うぜ？とニヤニヤ笑う。
『仲間が全員やられて、自分ひとりなのに随分余裕だね」
「そりゃ俺はお前より強えからなぁ！」
両手を広げて声高々に言う。
『弱い奴は皆そう言う』
ふんっと鼻で笑うと明らかに相手の表情が変わった。
「たったひとりでこの人数倒したからって調子乗ってんじゃねぇぞ」
『私は最高に腹たってんのよ
毎日毎日人の庭荒らしてくれちゃってさ
六本木で喧嘩するなら灰谷姉弟通してからやれや
そんなことも知らねぇよそもんが
でかい口叩いてんじゃねぇよ！！！』
あまりの気迫にその場にいる全員がゴクリと喉を動かした。
『それに半年前にガラス瓶で頭カチ割られた奴に聞いてなかったか？
こいつらは私の犬だ
手出ししてただで済むと思ってねぇよなぁ？
テメェらアホウドリは灰谷に喧嘩売ったんだ
もちろん死ぬ覚悟はできてんだろうな
全員病院送りにしてやるよ！！！！』
「っ！！てめぇ
黙って聞いてりゃ調子乗りやがって
死ぬのはテメェだクソチビが！」
オルァァアアアアと叫びながら走って来る男にこちらからも走っていく。
振り上げられた拳を右側に躱すと即座に左足で蹴り上げられる。
それを寸でのところでバク転で躱す。
『チッ』
「よく避けたな
お前の動きは見切ってた筈なんだけどなぁ
次は当てるぞ」
喧嘩慣れしている。
そんな動きだ。
頭に血が上っているのかと思ったが意外と冷静らしい。
結構煽った筈なんだけどな。
きっと喧嘩の天才という奴なのだろう。
相手も目がいいのか避ける先先に攻撃が来る。
だがこいつは攻め一択で戦ってきたらしい。
自分が避けることを考えていない。
攻撃パターンも読めてきた。
左足を後ろに下げて左ストレート
次にその反動で下がった右手が下からくる。
振り上げた右手をそのまま後ろへの回転に使い、右足の回し蹴り。
大体がこの動きだ。
なんだ、結構単調じゃん。
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わかな(プロフ) - こんばんわ。主様の小説が大好きで見るのは3度目です😂これからまた1から見ます👀夢主ちゃんの感じも主様が作るストーリーも素敵でどタイプです。まだまだ続いて欲しいと思っています。これからも何度でも楽しみに読みますねᵔᢦᵔ (4月3日 0時) (
レス) @page1 id: 4fe231f56f (このIDを非表示/違反報告)
まぅ - 玉兎さん» そうなんですね…そういう方が少なくなってくれると嬉しいです…。。 (9月8日 9時) (レス) id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - まぅさん» コメントありがとうございます！プリ小説は使ったことがないですが、他の方からもそのような話をお伺いしたことはあります💦発見された読者の方も私もあまり気分の良いものではありませんが、気に留めてくださりありがとうございます☺️ (8月31日 11時) (レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
まぅ - コメント失礼します。こんな素敵な作品に出会えて感激です！私はプリ小説の方で活動をしているのですが、玉兎さんの作品と似通っているものがありました。プリ小説の方でも活動されていますか？ (8月26日 10時) (レス) id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - とぅにさん» コメントありがとうございます✨ そう言っていただけて心底嬉しいです🥰 こちらこそ最後まで読んでくださりありがとうございました！どうぞこれからもよろしくお願いします☺️ (8月9日 19時) (レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年3月29日 20時
