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あの後ほんとすぐ来たワカに佐野が関節キメられてると、ベンケーも合流した。
「飛ばし過ぎだワカ」
そう言いながらバイクから降りたベンケーは、私の前まで歩いてくると頭を撫でた。
突然のことにフリーズしているとベンケーは少ししゃがんで目線を合わせる。
何が食べたい?と聞くベンケーになんでご飯行くってわかったんだろ。と固まりながらハンバーグと答えた。
ハンバーグならファミレスだろ。と関節キメられて死ぬ間際のような絞り出した声で言う佐野の言葉に一同ファミレスへ向かった。
ハンバーグならファミレスだろ。
そう。この死に損ないは確かにそう言ったのだ。
『ねぇ、なんで私お子様ランチ食べてんの?』
「ガキはお子様ランチって決まってんだよ
旗だって付いてるだろ」
前に座る佐野がステーキにフォークを刺しながら言う。
多分ワカに売ったことを根に持ってると思う。
『旗がついてたらなんなのさ
私ハンバーグが食べたかったのに』
「旗付いてたらテンション上がらね?
それにちゃんとあんだろ
ハンバーグに、ケチャップのスパゲティに、ちっせぇオムライス
ほら、よかったなゼリーにさくらんぼも付いてるぞ〜」
おもちゃも。と言いながらネジを回せば水の中を泳ぐらしい絶妙にブサイクな魚のおもちゃを差し出してくる。
ウェイトレスのお姉さんが好きなのどうぞ。とカゴいっぱいのお菓子を持ってきた時に、佐野が勝手に1番上のを取ったやつだ。
なんでそれに佐野が手を伸ばしたのか未だにわからない。
某パンでできたヒーローのイラストが描かれたフォークを、丸い一口サイズのカチカチに焼かれたハンバーグに突き刺して口に運ぶ。
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わかな(プロフ) - こんばんわ。主様の小説が大好きで見るのは3度目です😂これからまた1から見ます👀夢主ちゃんの感じも主様が作るストーリーも素敵でどタイプです。まだまだ続いて欲しいと思っています。これからも何度でも楽しみに読みますねᵔᢦᵔ (4月3日 0時) (レス) @page1 id: 4fe231f56f (このIDを非表示/違反報告)
まぅ - 玉兎さん» そうなんですね…そういう方が少なくなってくれると嬉しいです…。。 (9月8日 9時) (レス) id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - まぅさん» コメントありがとうございます!プリ小説は使ったことがないですが、他の方からもそのような話をお伺いしたことはあります💦発見された読者の方も私もあまり気分の良いものではありませんが、気に留めてくださりありがとうございます☺️ (8月31日 11時) (レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
まぅ - コメント失礼します。こんな素敵な作品に出会えて感激です!私はプリ小説の方で活動をしているのですが、玉兎さんの作品と似通っているものがありました。プリ小説の方でも活動されていますか? (8月26日 10時) (レス) id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - とぅにさん» コメントありがとうございます✨ そう言っていただけて心底嬉しいです🥰 こちらこそ最後まで読んでくださりありがとうございました!どうぞこれからもよろしくお願いします☺️ (8月9日 19時) (レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉兎 | 作成日時:2022年3月29日 20時