わんうぃーく！ (ページ30)

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わんういーく！ページ30

アキくんがいなくなった後、私は未だに止まらない涙を何とかして落ち着かせるために暫く公園に残ることにした。
デンジくんとパワーちゃんもこちらに向かってきてるのでその方がいいだろう。

アキくんがさっきまで立っていた場所に野球ボールが転がっている。

拾いに行かなくちゃ、と涙を拭う。
座っていたベンチから腰をあげて軽く背伸びをした時にふと上を見上げると、黒くて大きな物体が私の立っている場所に落ちてきていることに気がついた。

ファ！？！？

え？なんだ？あれは？えっ……………！！！ここにっっ！ここに落ちてくる！！！？？？

流石にあの勢いで真下に落ちてこられると大怪我で済まされないのでかなり遠い所まで距離を取った。いや、普通に黒い物体が降ってくるとか怖いし。。

などと思考してるうちにそれは物体の形がなんであるか分かる程に地面に近づいていた

どうやら黒い物体の正体は
早川先輩だったようだ。

ん？
早川先輩……？？

早川先輩！？！？！？！？！？