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〜ジュンside〜






ああ、どうしよう、僕今とってもヌナを困らせてる





「ティッシュティッシュ…」





涙が止まらない僕に慌てた様子でトイレットペーパーを探しにリビングをウロウロするヌナ





右往左往している後ろ姿は出会った時よりもかなりやつれていて、そんな彼女の背中を見ていたらもっと涙が溢れてきてしまった





「もー、なんで、なんでそんなに…いいんだよヌナのことなんて、そんなの、気にしなくて、」





ぷつりぷつりと言葉を切りながら話すいつもと違う声色に驚いてヌナの顔を見やると、どうしてしまったのか、彼女も僕と同じように顔を歪ませながら泣いているじゃないか





ジュン「っなんで、なんで泣いてるの、」





「あんたがいい子すぎるからビックリしちゃったんだよ、やめてよもう、」





ジュン「いい子じゃないからヌナの事助けてあげられなかったんだってば、ねえヌナ泣かないでお願い、僕女の人が泣いてる時どうしたらいいのかまだ知らないよ、」





気付けば僕たち2人はキッチンに座り込んで、明日のことも気にせず沢山の涙を流していた





〜クプスside〜





クプス「…おいおい、冗談だろ」





今朝は何だか他のメンバー達よりも早く目が覚めた





目を擦りながらトイレに向かおうとしたらあらビックリ、キッチンで誰かが倒れているではないか





クプス「おい、何でこんなとこで寝てんだお前ら…」





目の前で死んだように寝ているAとジュンにため息





ゆすって起こそうと手を伸ばしたが、彼女達の目尻に残った白い跡を見て動きを止めた





…なんだ?泣いたのか?





Aはまだしも、ジュンまで?





クプス「야 風邪引くぞ、一体いつからこの状態なんだよ…」





Aの涙の跡を親指で軽く撫でながら、たくれあがったジュンのTシャツを腹の下までグッと掴んで下げた





クプス「…涙が出るほどツラいことがまだまだあるんだよな、俺が知らないだけで」





不甲斐ない、本当に













目が覚めたら朝で、その後スンチョルにこってり叱られた





こんな大事な日に風邪でも引いたらどうするんだ、身体が資本なんだぞ、と。





ど正論なのでぐうの音もでず。





クプス「お前は本当に、どこでも寝られるんだな」





「え?別にそんなことないけど」





クプス「散歩行くとか言って出てったっきり外でうたた寝して帰ってこなかったの忘れたのか?💢」





「…」





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作者名:en. | 作成日時:2024年2月29日 22時

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