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◯
〜ホシside〜
ホシ「…は?」
先程までチャニと戯れていたはずの彼女が仁王立ちをして、
ボーッと座り込んでいた俺の顔に影を作る
「誰のチョイスなのか知らないけど、
こんな真夏なのに、ホットのコーンスープが3階の自販機に並んでたんだよね」
やばくね?もしかして事務所にまだ越冬出来てない人でもいんのかな?なんてセンス抜群な事を言うもんだから、
クスッと笑ってしまった
ホシ「…いや、確かに謎ですけど、
なんで俺?」
可愛く無い事を言ってる自覚はある
ただ、彼女も自分が避けられている事は少なからず気付いているはず。
何故そんな相手にわざわざ
「なんか好きそうな顔じゃん」
ホシ「?何が」
「え、コーンスープ」
何それどんな顔…?塩顔とかじゃなくて、
俺まさかのコーンスープ系男子?
ホシ「嫌いじゃないけど、別に好きってほどじゃ、」
「あはは、私も別にそんな好きじゃない」
何なんだこの人
「あ、君も一緒にキメるかい?ヌナが奢るよ?」
近くにいたあいつにもそう声をかけるが、
ウジ「こんなクソ暑いのに飲むか」
案の定バッサリ断られていた
「えー、筋肉痛は筋肉痛で治せっていうじゃん
その原理だよジフナ」
ウジ「あんたそんな見た目しといてまさか脳筋なわけ?鬱陶し」
失礼しちゃう、なんて隣でプリプリ言い出した彼女を、
さっさと連れて行け、と言わんばかりに手でシッシとするジフニ。
やー、俺を見捨てるのか
◯
「ねえ見てこの羅列」
ホシ「…狂ってる」
只今3階の自販機前。
『キンキンに冷えてます!』なんてコピーの付いているオレンジジュースの隣に、すました顔して並んでいるコーンスープ缶。
傑作だ
「さて、飲もうか」
お札を入れて、躊躇いなくポチッとボタンを押すと、
ガコンッと鈍い音を立てて出てきた熱々の缶。
「はい、どうぞ」
ホシ「ありがとうございます」
無理やり連れてこられたのに、律儀にお礼を言って両手で受け取るスニョア。可愛いよね。
さ、私も買おう
ホシ「…ちょっと、何してんですか?」
ガシッと人差し指を掴まれ、押せなかったボタン。
◯
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en.(プロフ) - ミヤさん» お返事遅くなりました💧ミヤさん、ありがとうございます😭お言葉に甘えて続編も好き勝手やります、よろしくお願いします✌🏻笑 (2022年9月4日 0時) (レス) id: 4984c4d99c (このIDを非表示/違反報告)
en.(プロフ) - Solさん» お返事遅くなりました🙇書いてる側としては最高に嬉しいお言葉ですありがとうございます🥺Solさんも、ご自愛くださいませ🫶🏻✨ (2022年9月4日 0時) (レス) id: 4984c4d99c (このIDを非表示/違反報告)
en.(プロフ) - yuna1119さん» お返事遅くなりました💦ありがとうございます、地の果てまで(?)お供してください〜😭🫶🏻 (2022年9月4日 0時) (レス) id: 4984c4d99c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - en.様のお話が好きなので!無理せず思うがままに書いて下さるのを楽しみに待っております☺️!笑 (2022年8月30日 13時) (レス) @page50 id: 383d72ab71 (このIDを非表示/違反報告)
Sol(プロフ) - 本当にメンバーとの関係性とかお話とか最高すぎます!!このご時世なのでご自身のお身体にも気をつけてください!応援してます!!!!!! (2022年8月29日 22時) (レス) @page50 id: 9ee9e1aa1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:en. | 作成日時:2022年7月27日 1時