白い木星 - 2

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ジョシュアから、『ミョンホが毎晩1人隠れて泣いてる』と聞いた時は胸が痛かった




私も練習生になったばかりの頃は全てがしんどくてメソメソ泣いていたし、ソクミナに関しては今でもしょっちゅう泣いてる。





ミンハオ「僕あまり甘い物得意じゃないから、





次は常温のお茶とかでよろしくね」





「その図太さがあればこの世界で生きていけるわ」





ミンハオ「笑」





得意じゃないといいつつも、飲み切った様子のミルクセーキ。





ミンハオ「あ、そうだ





終わったらジフニヒョンに作業室来いって言われてたんだった」





「じゃあ3人で一緒に帰ろっか」





ミンハオ「うん」





筆記用具を片付けるミンハオを見守りながら、携帯を確認すると、メッセージが一件







マンネ帰ったら連絡してって言いましたよね僕






「…あ」






すっかり忘れていた





絵文字も何も付いていない辺りに怒りをヒシヒシと感じるのだが、





彼は本当にマンネだろうか






「…風呂入ってたってことにしよ」






小会議室の鍵を閉めて、ジフニのいる作業室を目指し2人並んで歩いてるんだけど、





歩幅が広くてついていくのに必死だ





脚長え






ミンハオ「僕たちさ、





いつか辞めちゃう時がくるじゃん」






「いや、脈絡」





まだデビューもしていないのにそんな事を言い出したミンハオにギョッとしてしまった





センチメンタルか？






ミンハオ「現役を引退するって決断する時、





ヌナはきっと結婚とか、出産とか、そういう人生の節目を迎えた時なのかな」






「どうだろ




今のところ子供はおろか、結婚願望も無いよ」





ミンハオ「子供苦手？」





「ううん、寧ろ好き」





ミンハオ「へえ」





深くは掘り下げてこないものの、理由が気になっている様子。





…性格出るな





ミンギュなら「なんで？子供好きなのに？ねえなんで？」って迷わず聞いてくるだろう





ウケる






「辛かったの、幼少期」






ミンハオ「…いいよ、無理して話さなくて、」






「聞きたいくせに」






ミンハオ「…」






「笑





将来私達に子供が出来たとして、必然的にその子は2世って言われるでしょ？」






ミンハオ「…そうだね」






「だから、その子がどんなに努力したとしても、





私達の子供である以上そのイメージが付き纏うわけ」







私がそうであるように







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