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◯
疲れた
絞られてももう何も出ないくらいに全部出し切った
部長「本当に今回はありがとう、打ち上げで顧問がAちゃんには焼肉でも寿司でも何でも奢るってさ」
ミンジ「え?私達には?」
3年生は今日の文化祭で引退らしく、後輩達が泣きながら色紙やプレゼントを渡していた
つられて私も泣きそうになっていると、昨日ドリンクを差し入れてくれたジホちゃんが私の肩を叩いた
「あ、ジホちゃん、お疲れ様、楽しかったね」
そう声をかけると、突然うるうると目に涙を浮かべ始めた
ジホ「先輩、私、先輩みたいにカッコよく踊れるよう沢山練習します、またいつか一緒に踊りたいです、」
「!」
ジホ「応援してます、ずっと、コンサートも絶対行きます、見つけてください、」
なんて、グズグズと泣きながら言うもんだから、可愛くて笑った
「…ありがとう
じゃあいつかその時が来たら、とびきり可愛い青色のブラウスでも着てきてよ
絶対見つけるから」
そう促すと、首とれるんじゃない?ってくらい頷いていた
知り合ってまだ数日だけど、ファンになる!と言ってくれたのは彼女が初めてだったので、嬉しくてついつい撫で回してしまった
ちょっと嫌そうだった
ミンジ「皆んな本当にお疲れ様、各々文化祭楽しんでおいで!!」
今日までステージに苦手意識を持っていたけど、先程まで立っていたキラキラしているステージに、
今は早く立ちたい
ああ、アイドル達はこの感覚に病みつきになるんだな、そう思った
『機材の搬入始まるので移動お願いします!!』
「あ、すみません、」
続々とドラムやアンプが運び込まれてきた
そっか、次は有志のステージか
「…あ、ジョンハナ」
衣装だろうか?白いパーカーを着て、なんだかソワソワしているジョンハンが舞台袖に見えたので駆け寄ってみる
「よ、お疲れ」
ジョンハン「…あ、お疲れ」
「うわ、顔色悪」
ジョンハン「ダンス部のステージ見てたらなんか緊張でお腹痛くなってさっきまでトイレ居た」
「悪かったねそれは」
先程から全然目を合わそうとしないので、1時間ほど前の仕返しとして顔を覗き込んでやった
ジョンハン「…何」
「どう?下から覗き込まれる気持ちは」
ジョンハン「…まあ悪くない眺めだね」
求めていた答えと違ってムカついたので腹パンをお見舞いした
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en.(プロフ) - ミヤさん» お返事遅くなりました💧ミヤさん、ありがとうございます😭お言葉に甘えて続編も好き勝手やります、よろしくお願いします✌🏻笑 (2022年9月4日 0時) (レス) id: 4984c4d99c (このIDを非表示/違反報告)
en.(プロフ) - Solさん» お返事遅くなりました🙇書いてる側としては最高に嬉しいお言葉ですありがとうございます🥺Solさんも、ご自愛くださいませ🫶🏻✨ (2022年9月4日 0時) (レス) id: 4984c4d99c (このIDを非表示/違反報告)
en.(プロフ) - yuna1119さん» お返事遅くなりました💦ありがとうございます、地の果てまで(?)お供してください〜😭🫶🏻 (2022年9月4日 0時) (レス) id: 4984c4d99c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - en.様のお話が好きなので!無理せず思うがままに書いて下さるのを楽しみに待っております☺️!笑 (2022年8月30日 13時) (レス) @page50 id: 383d72ab71 (このIDを非表示/違反報告)
Sol(プロフ) - 本当にメンバーとの関係性とかお話とか最高すぎます!!このご時世なのでご自身のお身体にも気をつけてください!応援してます!!!!!! (2022年8月29日 22時) (レス) @page50 id: 9ee9e1aa1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:en. | 作成日時:2022年7月27日 1時