先生、好きです。‐中間淳太

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今呟いた言葉は聞こえてたのか聞こえてないのか 。





分からないけど、先生は黙って運転していた。









無言の車内の中、お洒落な洋楽が流れている。





なんだかこの雰囲気 、



嫌いじゃない 。









ずっと、ずっと、このままが良かった…





けど、もう家に着いちゃって。









淳太「 ほら、着いたで 」








ささっと車を降りた先生は、

助手席のドアを開けた。






こういう優しい気遣いも好き。









淳太「 はい、お嬢さん 笑 」





「 中間、もう下がって良いぞ 」←





淳太「 はっ 」







すすーっ と下がる先生。








淳太「 って、誰がAの執事やねん！ 」





「 ぷっ、笑 今の先生、めっちゃ面白かった！笑 」









本当はこの車にまだ乗っていたい。





けど、そんなんただの我が儘やから。





乗れただけで凄いことやし。









「 先生っ、有り難う！！ 」





淳太「 ん、どういたしまして。
ちょっとこっち来てみ 」









言われたとおり、先生の前に行くと、









ちゅっ ..





という軽いリップ音と





おでこに柔らかい感覚 。









淳太「 次は、ちゃんと暗くなる前に帰るんやで？ 」









先生は私の耳元で囁くと、

車に乗って



じゃあな っ



と言い、去っていった 。









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