77 ページ35
唇からソレが離れ、わたしを見下ろしながら頬についた雫を親指ですくう翔。
翔｢もう少し休んどけ｣
そう言いながら部屋を出ていった。
…なんで？
なんでキスしたの？
出かけた声はなぜか、詰まったように出なかった。
悪夢も見て、こんなひどい頭痛の中でものを考えるのは不可能に等しい。
考えることを諦めたわたしは、もう一度眠りにつく気にもなれなかった。
スマホを見ると0時。
今帰っても、影山に悪いな…
明け方、タクシーでも使って帰ろう。
そう思っていた時、扉が開いた。
潤｢あ、起きてた。大丈夫？｣
｢うん。大丈夫｣
潤｢嘘。顔色は大丈夫そうじゃないけど？｣
｢…。｣
潤｢ふふ。別に怒らないから。ゆっくりしてほしいだけ。｣
｢うん…｣
潤｢本当はこの部屋、俺も入っちゃダメなの。姫と総長だけ。｣
じゃあ、なんで？
潤｢不思議そうな顔してる(笑)
翔から様子みてこいって命令がでたからね｣
なるほど。
潤｢まぁ、命令が出るほどだからよっぽどなんかあったんだろうね…(笑)｣
｢んー。まぁ？｣
潤｢なんで疑問形？(笑)｣
潤と話してると落ち着いてくる。
｢んーん。なんでもない。｣
潤｢そ？なんかあったら言ってね？｣
｢ありがとう｣
いろんな意味でドキドキしていた胸が落ち着いてきた。
潤｢今日はここに泊まっていけば？
今帰っても、家の人にも悪いしさ｣
｢うん…そうさせてもらおうかな…｣
潤｢お風呂は2階の入ってね。A専用にするみたいだから(笑)｣
あぁ、雅紀がそんなこと言ってたな…
でもさ、着替えがないよ。潤さん。
潤｢あぁ、着替えならあるから心配しないで。今、買わせてるから｣
え、、、
買わせてるの、、、？
潤｢あぁ。
雅紀のお姉さんが繁華街で店持ってるからさ。勝利あたりが取りに行ってるだけだよ(笑)｣
雅紀、お姉さんいたんだ…
それより、
ごめんね、勝利…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美央(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月17日 17時) (
レス) id: 18377afcbc (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - リナナさん» リナナさん。はじめまして。コメントありがとうごさまいます( ´ ▽ ` )できるだけ早く更新できるようにしますね！ (2017年2月28日 22時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
リナナ - 早く、続きが見たい！♪( ´θ｀) (2017年2月27日 20時) (レス) id: e79f63a9ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゅき | 作成日時：2017年2月21日 21時
