75 Aside ページ33
横｢お前が出ていったあの日から全部狂った。
上はもう人間じゃなかったし、俺らもこの感情をどうすればいいかわからんかった。
あの抗争のあと、上が突然消えて俺らがまとめなあかんくなった。
お前とこうやって戦うためだけにただ強くなってった。
だから…
このチームができたのは半分お前のおかげや｣
顔をあげたヨコの頬にはもう涙はなかった。
お前のおかげなんて言われるなんてこれっぽちも思ってなかった。
恨まれるなんて当然だから。
憎まれて当然だから。
横｢…悪かった。
お前が羨ましかったんや。
強くなって、他に行ける場所があるお前が。
雅紀は裏切り者やなかったのに…｣
泣きながら言うヨコの瞳が、
俺達とふざけあってた頃のもので、
それがただ嬉しくて
俺も、目から雫が落ちるのを自覚しながら首を振った。
｢俺もごめん…。逃げてごめん｣
胸ぐらをつかんでいた手が離れた。
それと同時に｢チッ｣という舌打ちが聞こえた。
それが誰のなんかなんて…
翔｢お前らの友情ドラマなんて興味ねぇよ｣
なんて言いながらも若干いつもより表情の柔らかい翔ちゃんのもので
潤｢まぁ、いいんじゃない？1件落着じゃん｣
いつもの瞳に戻った潤がいて
和｢1件どころじゃないでしょ。これはゲーム買ってもらわないと｣
なんて言っちゃう和がいて
俺はこいつらのおかげでここで決着つけられた。
でも、最後の1歩が踏み出せたのは…
｢あれ？A…？｣
…2階行ったっけ？
｢A！！！！！！！！｣
俺の視線の先には階段裏の薄暗い気づかれにくい場所にぐったりと倒れている彼女の姿があった。
俺の声が響くと同時ぐらいに翔が走っていくのが見えた。
俺らもその方に走るとすでに翔が抱きかかえていて
翔｢とりあえず、2階連れてくぞ｣
その声に頷くしかなかった。
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美央(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月17日 17時) (
レス) id: 18377afcbc (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - リナナさん» リナナさん。はじめまして。コメントありがとうごさまいます( ´ ▽ ` )できるだけ早く更新できるようにしますね！ (2017年2月28日 22時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
リナナ - 早く、続きが見たい！♪( ´θ｀) (2017年2月27日 20時) (レス) id: e79f63a9ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅき | 作成日時：2017年2月21日 21時
