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俺を見ていたその瞳を前にし
｢雅紀は嵐華だ。
お前らのところになんか行かねぇよ｣
永羅に向かって言った総長。
長い静寂のあと
｢やれ｣
永羅の頭のこの声と共に
抗争が起こった。
俺に向かってくるやつらに目を向けた時、
あいつらがいた。
やられるときは一緒だと言っていた
3人がいたんだ。
俺はこいつらを裏切った。
俺は永羅を裏切った。
俺は仲間を裏切った。
――― 俺は裏切り者だ。
むちゃくちゃな感情の中で気づいた時には、永羅のやつらはいなくなってた。
たぶん、嵐華が勝ったのだろう。
手は血だらけ。
返り血なのか自分のものなのかわならない。
なぜか力が抜けて膝まついた。
｢大丈夫か｣と、声をかけてくれるやつらに答えていいのか。
手を差し伸べてくれるやつらの手を取っていいのか。
――― 俺はここにいていいのか。
その時
｢雅紀｣
優しい声が上から聞こえた。
｢お前はなにがあっても、俺らの仲間だ。
ありがとな。｣
お礼を言うのは俺の方なのに、
俺の頭をクシャりとなでたこの人も
｢お前、そんなの気にしてたのかよ！｣
｢前からバカだとは思ってたけど、マジでバカだな｣
｢なに泣いてんだよ！｣
｢鼻水たらすなよ！｣
ふざけたことを言い合う
本当の仲間が
俺に居場所をくれた。
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美央(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月17日 17時) (
レス) id: 18377afcbc (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - リナナさん» リナナさん。はじめまして。コメントありがとうごさまいます( ´ ▽ ` )できるだけ早く更新できるようにしますね！ (2017年2月28日 22時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
リナナ - 早く、続きが見たい！♪( ´θ｀) (2017年2月27日 20時) (レス) id: e79f63a9ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅき | 作成日時：2017年2月21日 21時
