61 Aside ページ18
ついていくと大きな倉庫があった。
｢ここ、永羅の倉庫なんかな…｣
囁くように錦戸が言う。
倉庫のなかに入る前に男がこちらを振り返った。
｢お前ら、永羅に入らないか。｣
まぁ、薄々は気づいてた。
こう言われることを。
でも、べつにやりたいわけでも、やりたくないわけでもなかった。
流れに身を任せようって感じ。
｢俺、入りたいです！！！｣
そう言ったのはやっぱりヨコだった。
まぁ、こいつならそう言うだろうなって思ってた。
｢お前ら、どーする｣
男が視線をこちらに聞いた。
…どーするって言われても…
俺の頭の中はこれ(笑)
だって、どっちでもよかったから。
バカな俺はコイツらといたいってことしか考えてなかった。
きっと、渋谷も錦戸もそうだったと思う。
｢入ります。｣
俺ら３人はそう言った。
｢別に、たいした決まりはねぇよ。
ただ、仲間は守れ。これだけだ｣
そんなの簡単じゃないか…
そう思った。
あと…と男が小さく言った。
｢上の言うことは絶対だ｣
上とはきっとこの男やほかの幹部、総長のことだろう。
その威圧感に負けそうで
静かに頷くことしかできなかった。
この時はまだ、嵐華の存在を知らなかった。
今と違って、こんなに争うようじゃなかったことも知らなかった。
そして、俺がその大きな火種になることも知る由もなかった。
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美央(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月17日 17時) (
レス) id: 18377afcbc (このIDを非表示/違反報告)
じゅき(プロフ) - リナナさん» リナナさん。はじめまして。コメントありがとうごさまいます( ´ ▽ ` )できるだけ早く更新できるようにしますね！ (2017年2月28日 22時) (レス) id: afa12c18ba (このIDを非表示/違反報告)
リナナ - 早く、続きが見たい！♪( ´θ｀) (2017年2月27日 20時) (レス) id: e79f63a9ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅき | 作成日時：2017年2月21日 21時
