*†*・*†赤鼻トナカイと最低サンタ【Jun&Sho】†*・*†* (ページ4)

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翔「真面目に働け？お前、誰に向かって口きいてんだよ」

潤「痛い痛い痛いよっ！ツノ、引っ張んないで！！(泣)」

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翔くんは、酷い人です。

僕が何か逆らうと、すぐにツノを引っ張っていじめます。

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翔「ったく……そんなに言うならお前が一人でやれ」

潤「ふえっ…？」

翔「俺は休む。だから潤。お前がトナカイとして責任をもって配ってこい」

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言ってから自分でも妙案だと思ったらしく「俺って頭いい」と、上機嫌な翔くん。

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潤「ちょ、ちょっと待ってよ！！無理だよ無理、俺一人じゃ無理だってば！！」

翔「なんで無理なの。お前、毎年走ってんだからもう道は覚えただろ？

どうせプレゼントと俺が乗ってるソリをいつも引っ張って走ってるんだからさ

俺がいなけりゃその分、荷物も軽くなって楽じゃんか」

潤「そういう問題じゃないの！クリスマスにはサンタさんが必要なんだよ！！

そういう決まりなの！！」

翔「慣例なんてくそくらえだ。クリスマスに眠るサンタ、上等じゃん」

潤「翔くん！！」

翔「もう話は終わりだ。俺、風邪気味だからもう寝るよ」

潤「咳してないし、熱もないじゃんか！！」

翔「うるせえ。獣は外で丸くなって寝てな」

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僕が何を言っても、聞く気のない翔くんは

そのまま僕を家の外へと放り投げてしまいました。

バタン、と閉まるドアを見ながら

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プチン。と

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僕の中で、何かが切れる音がしました。

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