*†*・*†赤鼻トナカイと最低サンタ【Jun&Sho】†*・*†* (ページ28)

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しばらくして、翔くんは僕を放しました。

それから

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潤「わっ……！」

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ポスッと。僕の頭の上、上手にツノを避けて黒いシルクハットみたいなのを被せました。

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潤「翔くん、これは…？」

翔「クリスマスプレゼントだよ」

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しれっと答える翔くん。あの、翔くんが僕にプレゼントをくれるなんて……！

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潤「ﾟ+｡*・感｡ﾟ(ﾟﾉД｀ﾟ)ﾟ｡動・*｡+ﾟ」

翔「(単純なやつだな)

……先に言っとくけどお前、それは‘宝箱’に入れるなよ？

サイズ的に無理だとは思うけどさ。

それは帽子、仕舞うものじゃなくて被るものだ」

潤「うんっ…！」

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嬉しくて、嬉しくて。僕は

帰ったら、あったかいポタージュを作ってあげようと思いました。

昨日は食べられなかったからケーキも。チキンだって

温め直して翔くんに食べさせてあげようと思いました。

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潤「じゃあ翔くん、ソリに乗って？僕、家まで引っ張って帰るから！」

翔「ん？………いや、それはいいや」

潤「え……」

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きょとんとする僕を見て、さも当然のように翔くんは言いました。

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翔「目的地は家じゃない、ホテルだ」

潤「ホテル…」

翔「そこで今から合コンが開かれる。だから俺をさっさと運べ、トナカイ」

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