*†*・*†赤鼻トナカイと最低サンタ【Jun&Sho】†*・*†* (ページ17)

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潤「……？そうだけど…？」

翔「風呂上りはビールだろうが！！」

潤「だってこの後、翔くんはソリに乗るんだもん。

飲酒運転はいくらサンタといえど許してもらえないよ？」

翔「ハッ……」

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翔くんは僕のことを鼻で笑いました。

何が何だか分からなくて、僕は内心あたふたです。

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翔「プレゼントはお前一人で配れ。前にそう言っただろ？」

潤「え……」

翔「俺は明日、大学時代の友達に誘われた合コンがあるんだよ。その準備が終わったら、それに備えて今晩は寝る。

サンタが来るって言ったら向こうのオンナノコたちも期待してんだってさ。

クリスマス万歳だよな」

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―――この、人、は。

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潤「……ぇだ…」

翔「あ？」

潤「翔くん、サイテーだ！！そんなサンタ、こっちから願い下げだよ！！

むっつりスケベ！！勝手に美人なお姉さんたちの前で鼻の下伸ばしとけ！！変態！！

翔くんのばーーーーーーーーーーーか！！！！」

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感情のままに怒鳴り散らして、僕は

手に持っていたのど飴を、翔くんに向かって乱暴に投げつけました。

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もう少ししたら、僕は一人でこの家を出発します。

もうサンタになんて頼りません。

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世界の皆、幸せになる準備はできていますか？

今から僕一人で。トナカイだけで

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世界人口70億人、幸せにしてやります！

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