中間じゅんぺろ (ページ6)

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「Aちゃんはなんでこの大学にしたん？」

えーっと、歴史が好きで、歴史の勉強を……

って、ちょっと待て？

Aちゃん、…だと！？

えっえ、これは私も下の名前で呼んだ方が…？

淳太くん♡って？え？

いやいや、無許可なのに何この女ってなるでしょ！

でもどうすれば…？

『…じゅ、じゅん、…』

『…じゅんぺろは？なんで？』

「…じゅんぺろ！？」

『ああっ…!いや、ごめ、ごめん!!』

いや〜、さすがにないな、今のは。

淳太くん♡♡よりダメだった。絶対ダメだった!!

なんだこいつ意味わかんねぇ気持ち悪いブロック！！とかなっても文句言えないよ…。

「それは初めてやわ(笑)」

あだ名のセンスが独特すぎる、で笑って許してくれたみたいではあるけど……

『いや、その、咄嗟に出てしまったといいますか、うん、ごめんなさい、…』

「結構気に入ったで、それ(笑)」

「でも…やっぱ淳太の方がええかな、」

結局、淳太って呼んで、って言われた。

それにしてもなんなんだ、この同年代ぐらいの男子に対する異常なまでの免疫のなさ。

今度は、免疫のなさゆえに挙動不審すぎて引かれるっていう新たな問題が浮上。

「絶対合格しような、一緒に、」

さっき出会ってさっき名前を知ったばかりの人ではあるけれども、、

そんなこと言われたらもう…

絶対受かってやるしかないよね。

じゅんぺろ…

あ、淳太……、との、

明るいキャンパスライフの為に…