中間じゅんぺろ (ページ30)

今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:23,236 hit

◇30 ページ30

*

今まで恋愛なんてどうでもよかったから気にしたことなかったけど。

ダメージがないって言うと嘘になる。

まぁモテないって言われるのは30歩ぐらい譲って良しとしても、、

ブス…だなんて心外だなぁ。

別に特別美人でもないしどこにでもいそうな奴ではあるけど…

ブス……だなんて心外だなぁ！！

ましてや好きな人にブスなんて言われてみて？

もう未来なんてないぞ！って言われたのと同じようなものなんだから！

はぁ…本当になんなのこの失礼野郎は。

はまはまのことを"さっきのあいつ"呼ばわりしてるけど…

あなたと比べると紳士さが雲泥の差ですからね？と言ってやりたい。

でも他の女の子にもこんな失礼だったら逆にモテないよね…？

この調子でモテないでいてほしい…と密かに願ってたり。

まぁ、どこにでもいそうな女なんで、そういう小狡い考えしかできないんですよね。

性格がブスなのは認めるよ。

とりあえず、カツ丼食べながら取り調べでもしますか。

『そういえば淳太って好きな人いないの？』

「…は？」

もうすぐ口に入りそう！ってとこで箸からごはんが落ちる瞬間を私の目が捉えました。

『…わかりやすすぎない？』

「は？お前っ……はぁ？」

この反応。。

あぁ、いるんだ～、、って思いながらも、

そういえば小学校低学年ぐらいから恋バナした記憶ないなぁ～ってのんきに考えてたり。

淳太ともこういう話はしたことなかったし。

「はぁ…ほんまありえへんお前……」

『え？ごめん触れない方がよかった感じ？』

淳太が今まで見たことないぐらいの呆れ顔だからなんか心配になってきちゃった。

触れられたくないことがあったから今までこんな話振ってこなかったのかなぁ、とか、、。

「いや…そんなんちゃうけど」

「そういうお前はどうなん、」

『ん？』

「おらんの？…好きな人、」

『…はぁ……？』

『…えっ、え、、本気で言ってる？』