中間じゅんぺろ (ページ20)

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はまはま経由で仲良くなった、なかなか奇抜なスタイルの神山くん。

おしゃれが好きで手先も器用だから、よく妹さんの髪で遊んだりしてアレンジしてあげているらしい。

ちょうど髪を下ろしてたからか、やってみてええ？(◎_◎)ってキラキラした目で言われたので、お言葉に甘えてやってもらうことに。

自分ではあんまり凝ったアレンジなんてしないから自分じゃないみたいで、1日限りなのがもったいないなぁ、なんて。

濵田「…うぇ！？なんか雰囲気変わった？」

『うん、かみかみに髪の毛アレンジしてもらったの、！』

濵田「え、今のダジャレ？(笑)」

濵田「ええやん！めっちゃかわええ！へへ、♡」

昼休み明けの3限で、はまはまは似合う、可愛いって褒めてくれた。

…そういえば淳太は、、何も言ってくれなかったな…。

さっきと髪型変わってへん？って聞かれただけで、、

なんでだろう。自分ではすごい気に入ってるけど、淳太的にはあんまり好みじゃなかったのかな。。

まわりの子たちも似合ってる～とか可愛い～って褒めてくれるし嬉しいんだけど、なんかなぁ…。

好きな人に何も言ってもらえなかったからか、あんまり素直に喜べないっていうか。

濵田「…Aちゃん？どうした？？」

さっきからどこ見てんの？って、なんか心配されちゃった。

『…あぁ、なんかボーっとしてた、、』

濵田「な、今日何限終わり？」

『今日はこれで終わりなの！』

濵田「ほんま！？…えっ！ほんまに！？」

『？？？』

まだ知り合ってあんまり経ってないんだけど、彼はなんかこうやって一人で不審な動きをしていることがまぁ多い。(言い方)

えっ！？えっ？

みたいなこと言いながら一人で喜んでたりパニクってたりしてたかと思えば、急にテンション下がったり。

一応どうしたの？とは聞いてみるけど教えてくれないっていうか、勝手に自己解決してるみたいだけど。

けどこういうちょっと変わった所とか、あんまり思ってることをはっきり言えない感じな所にシンパシーを感じて仲良くなれたんだと思う。

濵田「俺も今日3限終わりやねんな、、」

いつも通り挙動不審になりながら言う。

濵田「…よかったら一緒に帰らへん？」