中間じゅんぺろ (ページ17)

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正直昔からディ○ニーには全然興味がなかった。

淳太が話してるのを聞いて

へぇぇ、ディ○ニーってあのネズミさんたちだけじゃないんだ、、

って知ったレベル。

地元民たちの高校の卒業旅行の定番は夢の国だったけど

約半年前、地元の子たちに誘われた時は

“興味もないのにそんな遠くまで行かないよ…”とか言ってた。

言ってたのに。

「夏休み夢の国行きたいねんけど…」

あぁ…そうきたか…。

正直ディ〇ニーには興味ｎ……

『え！行く！！！』

相手が淳太ってだけで、気づいたらノリノリで返事してた。

でも…仕方なくない？

淳太の誘いなんか断れるわけなくない？

せっかく向こうから一緒に遠出できる機会作ってくれたのに無駄にはできない。

それからは毎日のようにネットで夢の国関連の画像を漁って、

えげつない待ち時間に血の気が引いたり、可愛いおいしそうな食べ物たちを見て無駄にお腹が空いたり。

淳太と一緒だと興味ないものでもこんなにワクワクするんだ、って。

もう完全に好きだよね、私。

認めます。好きです。

なんていうか…

好きな人の力ってすごいなぁ、って。

遅すぎる気がしなくもないけど、、せめて成人する前に知れてよかったよ…。

そんな夏休み。

……が終わり、後期に入って授業が再開。

事件が起こってしまいました。

なんと、、、

必修の第2言語のクラスが淳太と別れてしまったのです。

ほぼどんな授業でも一緒に隣で受けていたというのに。なんとも無念。

でもまぁ他の授業ではだいたい一緒だし…

どうせ帰りは一緒に寄り道したりするだろうし…

たすけて～(；ω；)淳太がいないとやっていけない～(；ω；)

なんて言うと

俺お前の保護者ちゃうねんから！とか言いそうだし、絶対に言わないけど。

でもクラスが変わって久しぶりに新しい友達ができたからまぁいいや(^^)