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待合室には誰もおらん。
誰もおらん時って、ちょっとベンチに寝転んでみたりしたくなる。
そう思ってたのに人が入って来やがった。
ふわふわのスヌードからほとんど目だけを出した女子高生らしき人が一人駆け込んできた。
なぜか手にはキャリーバッグ。
ここらへんの人ちゃうんかな。
向かった先は新聞やら雑誌やら地図が立ててあるところ。
ダッシュしたんか、めっちゃ暑そうや。
なんか面白くて観察してまう。
スヌードを外してコートを脱いで、棚から周辺地図をもぎとる。
スマホの普及でほとんど手に取る人はおらんような地図を、一番手に取らなそうな女子高生が凝視してる。
きっと地図も大喜び。
すると急にその女子高生、
奈落の底に突き落とされる直前みたいな表情で顔をあげた。
また地図に目を落とし、また顔をあげて、、
一人で百面相。
道にでも迷ったんやろうか。
こういう時、どうしたんですか？って声をかけるのが人間なんだろうけど
入試前日で心臓バックバクなのにそんな余裕はない。
じゃあ人間じゃないって言われても構わないから、とりあえず何もしたくない。
なのに、
「…どうしたん？」
声かけてもうたんよなぁ…。
『あの…』
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ばど - 淳太君と友達、なりたいな てかまず、ライブに行きた一い！ おもしろかったです！続き、待ってます 無理はしないで下さいね (2019年3月27日 3時) (
レス) id: 0461266dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#chunta | 作成日時：2018年8月26日 17時
