中間じゅんぺろ (ページ34)

今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:23,265 hit

◆34 ページ34

*

あ、そういえば…

“まだ”そんなんちゃうってことは、、

いつかは……とでも思ってんのか？

うん、考えるまでもなくあの動揺ぶりは絶対にそうやろな。

濵田「なぁ、この前さ、」

「…あぁ、ん？」

濵田「Aちゃんとかき氷デートしてんやんか、」

「は？」

えっちょっと待っ…

濵田「それでな？？」

「あっ……おん、、、へー、」

要約すると、

Aがチャリ通なのを忘れてて電車で帰ろうとしてたんが可愛かった、そのあと学校までチャリを取りに一緒に歩いて戻ったけど、めっちゃ楽しかったしむしろ忘れててくれてよかった、

ですって。

そない長々と話すようなことちゃうやんけ。さっさと話せや。

それにしてもチャリ忘れるほどアホやったなんて俺も知らんぞ…。

いや、Aがチャリ忘れてんのに指摘せぇへんかったこいつも悪い。

デートだの勝手に惚気てきておきながら、まだまだAのことわかってへんな。うん。

濵田「Aちゃんて意外と天然で可愛いねんな～！えへへ♡」

さっきからヘラヘラしよって。

Aがかわいいのは周知の事実やねんから今さらそない長ったらしくダラダラ垂れるようなことちゃうねん。

とか、心の中で余裕かましてたら。

濵田「そっちも聞かせてや、Aちゃんのかわいいエピソード(^^)」

「…ん？」

濵田「ほら俺さ、仲良くなったん夏休み明けやからぁ、まだ知らんこともあると思うねんな、？」

「ま、まぁそら…そうやとは思うけど…」

待て待て。いきなりどうしてん。

困惑する俺を他所に、さっきと変わらん笑顔でぶっこんでくる。

濵田「君、前期もよう一緒におったやんな？この間もなんか俺置いて仲良さそうやったし？」

「えっ…？なに？どうしたん…？え？」

濵田「やから良いエピソードたくさん持ってんねやろな～思ってな！」

…いや、目が全然笑ってへん！

ちょっと…なんなん!？

ただの呑気な癒し系のお人よしや思って物凄い気抜いてたけど…

顔は満面の笑みのまま目だけ人殺しそうな感じしてるやんけ！

ほんまになんなん!？さっきからずっと何考えてたん!？

もう全っっっ然わからへん！！

濵田「ごめんごめん、ないなら無理せんでええで！困らせてもうたみたいでごめんなぁ、？^^」

「…あ？」