初恋のキスは突然に - 桃 ページ34
顔よし、スポーツそれなり、勉強ぎりぎりの俺は小瀧望(22)
「のんちゃんきいて、また俺振られた。」
泣きそうな顔をしながら俺の部屋にあるうさぎクッションを抱きしめているのが中間淳太(30)
俺の好きな好きな初恋の人。
「じゅんくんはいっつも顔優先するからいかんのやよ。男相手やのに。」
「だって…、好きになったんやから告白しやなもったいないやんかぁ。」
うさぎの耳と耳の間に顔を埋めて口をもごもごさせてる
「そ、れ、で、も！会ってその日にヤッて、付き合お！なんて普通に無理やから。」
「う〜、だってぇ…」
じゅんくんは俺の姉ちゃんの彼氏の友だち。
前に何故か俺の家にあがってきた時に意気投合したのでよくお互いの家を行き来している。
でも、喋ることといえば恋バナと呼ばれるしょうもないことだけ。
「も〜、どっかに俺のことを幸せにしてくれる人おらんかな… 」
「あー、俺とかな。」
少しの沈黙の先に零れでた本音。
俺のうさちゃんが潰れそう。
「うん、冗談でも嬉しいよ、俺びっくりした」
だんだん声が小さくなっていく。
「冗談じゃないよ。俺は、ほーんーき。」
ずいっとよると持たれていたベッドにより一層くっついていく。
「俺は、じゅんくんが好き。
やから顔、あげてや」
左手で髪を撫でようとした時、ゆっくりとあがった顔は泣きそうで少し嬉しそうで
「俺、のんちゃんと８個も９個も歳違うんやで？下手したらもうおじさんやで？」
「大丈夫、じゅんくんより俺の方が絶対しっかりして、大人やから。」
頭にそっと手を置いてやっぱりふわふわな髪の毛だなと思う
「んなわけない！大人やからな！俺のが！」
可愛い顔してこんな小さな挑発にも乗るのが可愛いなと思いながら
好きな人への初めてのキスをする。
ｅｎｄ．
Puppy Boo - 虹→←彼氏はいません今夜だけ - 青・桃
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菻(プロフ) - つきみさん» ありがとうございます。そう言っていただけてありがたいです！期待に逸れるよう書かせてもらいます！ (2018年11月10日 15時) (
レス) id: 35348df3b1 (このIDを非表示/違反報告)
つきみ - 初めまして。 お話読ませていただきました！ 愛されている黄さんすごく可愛くて素敵でした。ハロウィンの続き、楽しみにしています。 (2018年11月9日 22時) (レス) id: 90baa9fa42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菻 | 作成日時：2018年7月10日 18時
