僕だけの君-JJ- ８

不安なのは　JJ ページ4

バンの中に入ると、すぐにAに電話を掛ける…


出ない…出てくれない・・・・


JJ「もしもし！！」


やっとつながったけど…

CM「ヒョン？」

出たのは、チャンミンだった。

「チャンミン？Aは？！」

CM「ぐっすり寝ていますよ」

「…そっか」

CM「妊娠中ですし、情緒が安定していないんです」

「情緒…？安定？」

CM「情緒不安定。妊娠中にはよくあることなんですよ。何を見ても泣くし怒るし」

「そんな状態なのにオレ…」

CM「自分を責める前に早く帰ってきてくださいよ。それに宿舎の場所バレてるんですよ。

もうカーテンすら開けれません。ヒョンの部屋、せっかく防音にしたのに丸聞こえ…」


そんなにうるさく…？


しかもあの子が言ってたこと…

本当だったんだ…


じゃぁ、何がチェックメイト？
Aには何もないみたいだし、チェックメイトって？


CM「ヒョン？無駄なこと考える暇あったら、さっさと終わらしてこい！」

「待って！今日、ファンミーティングしたんだ」

CM「…は？」

「黙っててごめんね。それでね…」

CM「ヒョンはどうしてそんな大事なことをヌナに言わないんですか？」

「え…」

CM「ヌナがどれだけ不安がってるかわからないんですか？」

「…」


分かってるよ。オレも不安なんだ…

いつ嫌われるか分からないのに…
だけど、Aの為なら命も捨てれるんだ。


CM「はぁ…それで？ファンミを開いて何ですか？」

「…客席の一番前にいた女の子がオレの目を見て、ファンはAを狙ってるって…チェックメイト…って」

CM「なんですか、それ」

「知らない…わかんないんだ…ジミンがいる限り大丈夫だと思うけど…」

CM「ここには誰も入らないですよ。驚かせたかったんでしょう」

「そうだよね？うん…そうだよ…」


深く考えないでおこう。
考えるたび、苦しむんだから

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