僕だけの君-JJ- ８

過激な人だけじゃない ページ23

ｼﾞﾐﾝ「オンニ？」

「ぁ・・・」

ｼﾞﾐﾝ「オッパは？」

「帰っちゃった・・・」


そう言うと、ちょっとだけ悲しそうな顔をしたジミンちゃんは私の手を握った。


ｼﾞﾐﾝ「オンニ。私はオンニの側にずっといるからね。

ねぇ、オンニに見てもらいたいのがあるの。

リビング・・・来てくれる？」


私の返事も聞かないまま、手を引っ張られてリビングに連れて行かれた。


リビングに入ると、パソコンを眺めてるユチョンとチャンミン。

そっと隣に座るとパソコンの画面をこっちに向けてくれた。


韓国語だったから、読めなかったけどユチョンが略してくれた。


そこは、韓国のファンサイトらしくって、
何十万人もいる中の一部の会員のみんなが
わたしたちを応援してくれる言葉だった。


涙が止まることなく、ジミンちゃんに背中を摩られて…



ｼﾞﾐﾝ「オンニ。オンニとオッパのこと見守ってくれている人たくさんいるよ」


YC「ジェジュンと幸せになって下さい。元気な赤ちゃんを産んでほしいな。って」


その一言に涙は止まらなくて、読めない文字もなんだか読めるような不思議な感覚に浸ってた。


さっきの子たちみたいにもっともっと過激な子たちだと思ってた。

だけど……そんなことないんだ……


ちゃんとジェジュンのことを思って応援してくれてる。


ジェジュンのファンのみなさんに申し訳ない気持ちと
嬉しい気持ちが混ざり合った感情が私の心の中を彷徨ってる。


ｼﾞﾐﾝ「ちょっとだけの我慢だよ。すぐにオッパは返ってくる。

こんな優しいファンに囲まれてるんだからさ…

過激なファンだけじゃないんだよ。

オッパを愛しすぎて、戸惑うファンもいるけど、
誰よりもオッパの幸せを願う人だっているんだよ。」


そこからはもう、何を言われたかも覚えてない。

気が付くとジミンちゃんが
泣きすぎて、真っ赤になった目を氷で冷やしてくれてた。

やっとこの日が…→←またしばらくのお別れ

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