僕だけの君-JJ- ８

ファンミーティング Vol.3 ページ3

"貴方の彼女。今頃苦しんでいるでしょう"


口パクだったけど、彼女の口元がそう言っていた。


どういう意味だ…？


"日本のファンは貴方の家を知っている。彼女を狙っている"


なぜそれを？君は、あのツイッターの人か…？


そう目で訴えていると、彼女の歯が見えた。

笑ってる…

それも普通の笑みじゃない…

何かを企んでいるような…そんな目…


"チェックメイト・・・・"


彼女はそう呟いて、通路から会場を出て行った。

どういう意味…？

でも、それをずっと気にしているわけにもいかない。

ほら、あの子もあの子も不思議そうな顔をしてる。

何もしゃべらないオレを見て不思議に思ったんだろう。



『僕と彼女の関係を認めてください！ファンをやめてもいい。

だけど、ファンでいてくれるのなら、これだけ言わせて？

僕の大事な人を傷つける人はファンじゃない。録音してもいいよ？

彼女にちょっとでも触れたら、僕が許さない。たとえファンでもね？


僕はそれほど彼女を愛しているんです。分かって下さい。


…今日は来てくれてありがとうございます。ジェジュンでした…』


たったこれだけの為に集まってくれたファンのみんなに感謝するよ。


ﾏﾈ『お疲れ様。言いたいこと言えたか？』

『うん。彼女を傷つけないでって言いたかったから』

ﾏﾈ『だけどあれだけじゃ無理だ。彼女さんにも我慢してもらわなきゃいけないこといっぱいあるよ』

『そんなことさせない。オレ、しばらく仕事休ませて？』

ﾏﾈ『何言ってるんだ。無理に決まってるだろ…？』


…これからマスコミに追われる日々なんだろうな…

だけど・・それがAとの幸せになれる前提なら我慢するよ

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