僕だけの君-JJ- ８

ファンミーティング Vol.2 ページ2

『僕だけの為にこんなにたくさんのファンのみなさんが集まってくれて嬉しいです。

本当は、歌わないで会話をする予定だったんですけどサービスです！(笑)』


響く悲鳴の中、ゆっくりと深呼吸して悲鳴が治まるのを待つ。

ようやく静かになって、瞑っていた目を開けてファンの皆を見る。


『今日、緊急ミーティングを行ったんですけど、みなさん大体理由は分かってると思います。

僕。キムジェジュンは、この世界で１人の女性を愛しています。メンバーと同じくらい…』


泣いてるファン…そんなファンを両隣のファンが励ましたりしている。


ごめんね。君たちを泣かせたいわけじゃないんだ…


『こうやって、この場所を用意してもらったわけは僕の気持ちをちゃんと知ってほしかったんです。

みなさんは凄く傷つく。どうして僕だけが幸せになるんだって思うかもしれません。

だけど、僕だって東方神起である前に普通の人間なんです。キム・ジェジュンなんです。

愛する人だっていますし、その愛する人との子供だって産みたいと思います。

僕の不注意で彼女に結婚する前に妊娠させてしまいました。それのせいで責任をとって結婚するわけではないです。

僕は、いずれ彼女との子供をさずりたいと思っていました。それが少し早まっただけです。

どうかお願いです。彼女に近づかないでください。彼女に嫌な思いさせないでください。

僕をどんだけ責めたっていいです。彼女だけには…彼女は一般人です…』


いつの間にか悲鳴が無くなって、鼻を啜るような音に代わる。

だけど、僕の目の前にいる女性だけが僕をずっと睨みつけるようにして離さない。


しばらく目が合って、その女性の口元がゆっくりと動く。

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