腹黒毒舌セコムVS陰険陰湿ドS悪魔�� ページ10
◇
蓮くんの「恋人ならちゅーして見せてよ」発言に少し驚きはしたものの、さ程気にとめる必要はないだろうと瞬時に判断して適当にやり過ごそうとした時、隣の椅子がｶﾞﾀﾝと音を立てた。
『如何したの』
不意に条野さんが立ち上がり私に視線を向け、此方に歩み寄ってくる．
何だ、如何した、と思いながら目の前までやって来た条野さんは私に顔を近づけて頬に手を添えゆっくり撫でた。
『ちょっ！？』
待って、真逆本当に接吻しようとしてる！？
え、嘘でしょ！？
徐々に顔が近づいて来て、この雰囲気は正しく口付けをしようとしてる状況…＿＿＿。
「(おいおい嘘だろ…！？本当にちゅーするつもりか！？)」
蓮くんの方を見れないが今この状況、というか、条野さんの行動に驚き困惑しているであろう事は容易に想像出来る
『条野さん待って！落ち着いてっ！？』
お互いの鼻と鼻がくっ付いてしまいそうな近さに慌てて静止を呼び止めるも、とまってくれない
───接吻される………！！
そう思い目をギュッと瞑った＿＿＿＿＿
「
『…………へ？』
「鼻に塵が付いていたので取って差し上げようかと」
『………。』
「はぁ〜？？やんねぇーのかよ！まぎらわしい事すんな！！」
蓮くんの言いたい事は最もだ。もう接吻しますの雰囲気だったじゃん！なにが塵だよ、紛らわしいわッ！！
「はぁ…、おれトイレいってくる(ッたく拍子抜けだぜ)」
そう言ってため息をつきながら席を立った蓮くんはトイレへと向かった。
……って言うか、
『蓮くん本性出ちゃってるぞ〜。
俺とか言っ＿＿＿＿＿んんッ！？』
蓮くんがトイレに入ったのと、条野さんに唇を奪われたのはほぼ同時だった
『んっ..んぅ、』
なん、何で接吻されてんの？しないんじゃなかったの！？
等と混乱しながら考えていると、薄く開かれた唇の隙間から舌が侵入し絡みとられ、熱さと欲の孕んだ激しさが増す接吻に頭がクラクラする。
『ンっ…！？ぅ…んんっー！』
そして、ｶﾞﾁｬっとトイレの扉が開いたのと、条野さんが口付けをやめたのもほぼ同時で、
そのまま私の耳元に唇を寄せて
「“しない”とは一言も云ってませんよ」
呟かれたその言葉の後、直ぐに自身の席に戻った条さん。
トイレから戻ってきた蓮くんは私を見て不思議そうにこう言った
「お姉ちゃん、どーして顔赤いの」と＿＿＿＿。
．
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黒蜜おもち - んフフフフ．．．この作品読んでてにやにやしちゃいました！・・・・・・おもしろいです。（真顔）神作ありがとう御座います！ (8月12日 18時) (
レス) id: 1ddc998b2e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃー(プロフ) - 初コメ失礼します。めちゃ面白いです!!!!無理のない程度で更新頑張ってください！ (6月5日 20時) (レス) id: b6541afbd1 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - ゆきめさん» どちらかというと、大変な目に遭うのは夢主ちゃn......。 (5月21日 0時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきめ(プロフ) - 太宰さん………後に大変な目に会うのでは…？ (5月20日 20時) (レス) @page14 id: 313547119f (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - 雪見さん» お仕置で済めば良いんですけどね...(＾ω＾)ﾌﾌ (5月20日 19時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆこ | 作成日時：2023年3月3日 19時
