嫌いなモノ�� ページ3
◇
条野さんの発言に驚き、其の内容と怒りを露にした口調や態度に固まる私───
しかし「巫山戯るのも大概にしろ」とは聞き捨てならない
他の人はどうなのか知らないが私からすればG野郎の存在は恐怖だし死活問題なのだ。
『巫人戯てない！私っ、本当に虫とか嫌いなの！無理なのぉ！嘘じゃない事ぐらい君なら判るでしょう！？』
「…確かに嘘をついていない事は判りますが、だからと云って虫の駆除に私を呼びつけるなど言語道断です。」
『じゃあどうすればいいのさぁぁ！(ｸﾞｽﾝ)』
「新聞紙で叩き潰したり殺虫剤を使ったり色々と方法はあるでしょう！一々泣きわめき騒ぎ立てる程の事ではありません」
『だから両方無いんだってばぁぁ！！(ｸﾞｽﾝ)』
「そんな事知りません、自分でどうにかしなさい」
冷たく云い放った条野さんは再び出口へ向かうべく足を進める。
──とんだ鬼畜野郎だ。
恋人がこんなにも助けを求めているのに無視して帰ろうとするなんて…！！
せっかく来てくれたんだし助けて呉れてもいいじゃんか！
しかし心の中で悪態をついたところで現状が変わる筈もなく、其れどころか玄関の扉に手を掛けて家を出ようとしている。
『！！、、待ってお願い！何でもするから！』
ﾋﾟﾀｯ─
私の言葉に条野さんは動きを止めた。
「────
『私に出来る事なら何でもするから！だからお願い早くアイツを駆除してぇ！！』
「─────二言はありませんね？(ﾆﾔﾘ)」
『ないから！二言はないから早くぅ！…っぎゃあぁぁこっち来たぁぁぁ！！(ｸﾞｽﾝ)』
再びヤツが動き出し私達の方へと向かってきた。
其れを一早く察知した私は条野さんの後ろへと回り込み、背中を壁にしてヤツから身を守る。
すると条野さんはそこら辺に置いてある私が買った雑誌の一冊を手に持ってヤツに近づいた。───そして、
ｽﾊﾟｧｧｧﾝと云う音が響き渡った＿＿＿＿＿。
．
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黒蜜おもち - んフフフフ．．．この作品読んでてにやにやしちゃいました！・・・・・・おもしろいです。（真顔）神作ありがとう御座います！ (8月12日 18時) (
レス) id: 1ddc998b2e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃー(プロフ) - 初コメ失礼します。めちゃ面白いです!!!!無理のない程度で更新頑張ってください！ (6月5日 20時) (レス) id: b6541afbd1 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - ゆきめさん» どちらかというと、大変な目に遭うのは夢主ちゃn......。 (5月21日 0時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきめ(プロフ) - 太宰さん………後に大変な目に会うのでは…？ (5月20日 20時) (レス) @page14 id: 313547119f (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - 雪見さん» お仕置で済めば良いんですけどね...(＾ω＾)ﾌﾌ (5月20日 19時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つゆこ | 作成日時：2023年3月3日 19時
