10《fin》 ページ10
望「なに?それ。めっちゃ可愛いんやけど」
って言いながら私のほっぺを両手で引っ張る。
望「そんな顔、絶対誰にも見られたくない。見せんなよ!」
「はあ?」
望「とりあえず、可愛いから抱き締めるな?」
「え、ちょ、まっ」
って言い終わる前に抱き締められる。
うわ、望の匂いや。やばい。
今日ほんまに1日中心臓に悪い。死ぬんちゃうか。
望「A、もっと耳赤なってるよ(笑」
「うるさい、望が悪い。」
望「あー、今からAの彼氏かーー。はぁーー、長かった」
「え、望っていつから私のこと好きなん?」
望「ずっとや!ずっと!結構アプローチしてきてんで!俺!A鈍感すぎんねん!」
「え?え?ほんまに?いつ?」
望「もうええわ。今こうしていられるし。あ!濱ちゃんに言わな!ホンマにホンマにホンマのAが釣れたって!」
「魚か私は」
望「濱ちゃんにな、結構聞いててん。好きな子の釣りかた」
「アホやわー」
望「結果、A鈍感すぎて、意味なかったけどな。でも、Aずっと好きだったんやろ?それはもう俺の実力やな。腕がええんやな」
よっしゃあって喜ぶ望。
望の温もりが、夢やないんやって、実感させてくれる。
神様ありがとう。さっきはひどいなんて言うてごめんね!
って思いながら空を見上げる。
望「なに?どうしたん?」
って一緒に空を見上げ始めた。
「ん〜〜?あの雲、イチゴジャムパンみたいやなーって」
望「え、ここにきてもイチゴジャムパン?!俺とイチゴジャムパンどっちが大事なん?!」
「え〜〜?(笑 ていうかそれ男が言うことじゃないやろ」
望「そこは望って言おうや!なんなら即答するところやろ!」
「あはは(笑」
笑いながら神様にお願いした。
これからも望と仲良う、笑っていられますように。
《おわり》
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作者名:きなこ | 作成日時:2017年5月28日 12時