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〜♪
珍しく自分で鼻歌を歌いながら料理をしている
公大さんにはお世話になり過ぎているし
ちょっとしたお礼…になるかわからないけど
お弁当を作ってみた
朝、校門で公大さんを待ち伏せするしか考えがないんだけど……
家行くのは流石に図々し…校門で待つのも図々し……い…と言うよりか怖いか私
これは怖いよね？
でも校門に立ってれば絶対通るだろうし…！
ちょっとでも食べて貰えたらいいな
期待しながら私は家を出た
が
公大さんは一向に現れず…
もしかしたら一限からじゃ、ない、とか…
そういうのあるよね大学生あるあるだよね…
はぁ…折角作ったけど仕方ないよね…
浮かれてた私が悪いし…
絶対来るなんて確証もなかったのに
でも
勝手すぎるのに どこか 寂しい
本当は食べて欲しかったな、弁当
「A」
「どうした？」
「俺のこと待ってた？」
「…彰人」
最悪
校門で待ってるのは良くも悪くも目立つ
よりによって 彰人 に絡まれた
どうしよう……
あれ以来 こわい
「A」
｢…ひ、っ｣
震えて声が出ない
力が入らない
このまま 私 なんか おか、し、い
ん…………………
目の前が真っ暗になった
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作者名：アイコ | 作成日時：2019年7月25日 23時
