・ ページ10
・
「自分を責めることはしないでください。2人からも言われたと思いますが…」
ジュノンにも、シュントにも。
と、レオ、さんは2人を交互に見る。
「護られていればいいんですよ」
レオ、さんは、私を抱き寄せる。
微かに銃弾だろうか、香ばしい匂いがした。
そして間近に来たうなじには、2人と同じような刺青が見えた。
「まだ完全に心が決まった訳じゃ無いと思うから…ならせめて僕達の存在だけでも受け入れてくれると嬉しいです」
優しい声と温もりにまた、涙が溢れてきた。
「レオくんお嬢泣かせた、最低」
「え、うそ、お嬢?申し訳ございま…」
「ちがう…違うんです、ありがとうございます、レオ」
焦るレオの為に急いで涙を拭う。
ジュノンがハンカチを渡してくれた。
「ありがとう。お嬢が筋が通っているお方で良かった」
ジュノンは少し笑うと、舜斗とレオも頷いた。
「…後で、ここまで育ててくれたお母さんお父さんに手紙を書かせてください。」
「勿論」
極道に人情、同情は通じなくて、怖い世界であることには変わりはない。
だけどおじいちゃんが、そのもっと前の先祖が護ってきたこの苗字組だけは、どこか温かみを感じた。
この一日で沢山のことがあったが、そしてここに来て数時間しか経ってないが、それは直ぐに分かったんだ。
私、やっぱりここを守りたい。
本当の居場所を守りたい。みんなを守りたい。
私は自分自身を受け止める。
「これから、よろしくお願いします。」
3人に向かって、私は深く土下座をした。
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モルペコ - すごく面白くて、何度も読み返しています!ジュノン、かっこいいですね! (2022年11月6日 12時) (レス) @page32 id: 57b4fe7556 (このIDを非表示/違反報告)
はまみん(プロフ) - さくらこさん» さくらこさんありがとうございます♡作者自身推しはリョウキくんなのですが、こうゆう系を書くならジュノンくんが一番似合いそうだなって思って書いてます笑もっとキュンキュンしてってくださいね💖 (2022年3月11日 19時) (レス) @page27 id: ddb0c5a515 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - すごく面白いし、キュンキュンしてます! BE:FIRSTは推しが決まらなくて、メンバー全員大好きなのですが、この作品のおかげでジュノン推しになりそうです笑 これからも、更新楽しみにしてます✨ (2022年3月9日 16時) (レス) id: afb70c7110 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - こちらこそお返事ありがとうございます💓面白くて何度も読み返してます🔥更新が楽しみです! (2022年2月9日 21時) (レス) id: 0d99950192 (このIDを非表示/違反報告)
はまみん(プロフ) - みゆさん» みゆさんありがとうございます🥲是非これからも見てくれると嬉しいです♡ (2022年2月9日 20時) (レス) id: 1fce4fe5d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はまみん | 作成日時:2022年2月6日 0時