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＿結論からいうと、この男性はやっぱりただ者じゃなかった。
私とクラピカは、あの後同時に男性に攻撃を仕掛けた。
作戦の中身はこう。私がまず彼の膝に当たって、バランスを崩した所にクラピカが一撃。
言葉は交わさず、全てアイコンタクトで共有したから、彼は作戦を知りようがない筈だったのだけれど…。
「ほ〜。思ってたよか素早いが…まだまだだな。」
男性の動きは一瞬だった。
まず動いた私の首根っこをいとも簡単に捉え、動揺したクラピカに手刀を一撃。その後、私も手刀か何かで気絶させたらしい。
…らしい、というのは私が彼の動きを目で追えなかったから、推測なのだけれど。
＿そんなこんなで。
＃
「おー、起きたか。」
気絶から目が覚めて起き上がった私達を、男性は軽く迎える。
手刀は相当上手く入れてくれたみたいで、頭もぐらぐら揺れないし、立っても足がふらつかなかった。これだけでも、相当彼が強いと再確認できる。
「つー訳で、俺の勝ちだ。ま、さっきも言った通り、今のままのお前らじゃ無理ってことだな。」
クラピカは負けたのが悔しかったのか、そっぽを向いていた。
私も腑に落ちない気持ちだった。結局、私達が受付さんの横に何も見えなかったのは何故なのか分からず仕舞い。
だけれど、私達のもやっとした感情に反して、目の前の男性は清々しささえ感じさせる表情をしている。
「…あの。」
私が質問しようとすると、彼は腕を組んで、被せるように言い放った。
「…でも、お前らの動きは良かったぜ。一々確認せずとも連携が取れていた所も評価ポイントだ。チームプレイは常識だからな。」
「それは…ありがとうございます。」
嘘をついている風ではない。一体何が言いたいのだろうか。
「で、だ。俺から提案なんだが。」
男性は自分自身をビシッと指差す。
よく見れば、彼はあんなに素早い動きをした後でも、汗一つかいていないのだった。
「＿お前ら、俺の弟子になれ。『念』を教えてやる。」
空に、彼の声が高らかに響き渡った。
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おじいちゃんパンチ - このお話くっそ好きやばい気長に更新お待ちしております。 (3月8日 20時) (
レス) id: 8e40b31507 (このIDを非表示/違反報告)
温故知新(プロフ) - まだご不便な思いをされているかとは思いますが、寒さも厳しい季節ですのでどうかご自愛くださいませ。今後も更新を楽しみにお待ちしております…！ (1月13日 16時) (レス) id: a95c51921b (このIDを非表示/違反報告)
温故知新(プロフ) - なぎテラスさん» ご返信も更新も本当にありがとうございます…！😭 ご親族様が無事に避難されましたこと、そしてなぎテラスさんのお気持ちや生活が少しでも落ち着いたとのことで、本当に安心致しました。→ (1月13日 16時) (レス) @page16 id: a95c51921b (このIDを非表示/違反報告)
なぎテラス(プロフ) - また日常に戻れるのがいつになるかは分かりませんが、一日一日を大切に過ごしながら、空いた時間があったらこちらの作品も進めていこうと思っております。温故知新さんのコメント、本当に励みになりました！重ねてお礼申し上げます。 (1月12日 19時) (レス) id: 489c1c6afd (このIDを非表示/違反報告)
なぎテラス(プロフ) - 温故知新さん» 返信遅くなってしまって申し訳ありません。温かいお言葉とお気遣い、本当にありがとうございます。心の底から嬉しいです…！今日親族が都市部へ避難出来ましたので、気持ちも忙しさも以前より落ち着きました。 (1月12日 19時) (レス) id: 489c1c6afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎテラス | 作成日時：2023年1月30日 11時
