明日はきっと来るよ part3 (ページ44)

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智｢余震が起こる度に怖がっちゃって｣

貴女｢………ご……ごめんなさい｣

智｢謝ることないんだって｣

和｢そうですよ、あんな大きな地震はじめてだった訳ですし、1人で家に居た訳ですから怖かったです、謝ることないんです｣

雅｢それにあらしもランも怖かったみたい。余震起こる度に俺の脚の間に顔埋める位だから。でも偉いんだよ2匹共、ちゃんと俺達が帰って来るまでの間(人２)ちゃん守ったんだから｣

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そお言うと雅紀は傍らで寝ている2匹の背中をひとなでした

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貴女｢か、和君、お腹空いてない？｣

和｢そお言えば夕飯食いそびれましたね。何かある？｣

貴女｢はい、一応作って置きました｣

雅｢(人２)ちゃん偉いんだよ｣

智｢んだ。こんな余震の続くなかおにぎりとお味噌汁作っておいてくれたんだぞ｣

和｢あら、よく頑張りましたね｣

貴女｢あ、いえ。皆さんがお仕事頑張っているから………お医者さんだし、夕食とれる暇ないのかなって思って、今、支度してきます｣

和｢じゃぁよろしく。俺着替えて来ます｣

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その日智を筆頭に三兄弟と(人１)はリビングで一夜を明かした

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一晩あけ早朝翔と潤が帰宅した

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カチャ

翔｢あれ？｣

潤｢ん？｣

翔｢リビングで寝てるし｣

潤｢本当だ｣

？｢……………ん｣

翔｢起こしちゃったか？｣

？｢………あ……おかえりなさい、翔兄、潤君｣

翔｢(人２)ちゃんただいま｣

潤｢ただいま。これなに？｣

翔｢皆でここで寝てたの？｣

貴女｢あ、はい。余震頻繁にありましたから何がおきてもいいようにと智兄がここでと言って。今朝食の支度します。その間にお風呂入ってきて｣

翔｢ん、わかった｣

潤｢俺も飯の支度手伝うよ｣

貴女｢いえ、大丈夫です。潤君も疲れているんですから汗流してさっぱりしてきて｣

潤｢…………ん、わかった。じゃぁ頼むな｣

貴女｢はい｣

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