明日はきっと来るよ part3 (ページ37)

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信五｢教えてくれへんかったんや！｣

すばる｢なんでって、当たり前やろ！覚悟の１つも出来ひんお前に(人１)に会わせる訳ないやろ！会うんやったら覚悟の出来とる俺か裕しかないやろ！裕なら(人１)もおおてくれるって思ったんや！やけど裕の顔見てわかったわ、まだ早かったんやなって………可哀想なことしてしもおた(人１)に………｣

裕｢すばる……｣

すばる｢兎に角この話は家帰ってからや、ええね信五｣

信五｢………わかった｣

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一方病院内に戻った智と潤は(人２)を連れ救命室に入っていくと弟の翔の後ろ姿を見つけて叫んだ

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智｢翔先生！｣

翔｢(振り向き)智先生、どうしました！｣

智｢(人２)ちゃんが過呼吸おこして急いで処置お願いします！｣

翔｢わかりました！山下！３番処置室！安定剤持ってきて！｣

山下｢はい！｣

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潤は(人２)を抱えたまま翔に指示された３番処置室に入りベッドに腰かけると腕の中でガタガタ震え過呼吸をおこして苦しそうに顔を歪めている(人２)の背中を大丈夫と言いながら擦っていた

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また智は(人２)に声をかけゆっくり息を吸うようにそくしていた

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そこに翔と山下が仕切られていたカーテンをあけ入ってきた

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翔｢(人２)ちゃん、今楽にしてあげるからな｣

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そお言うと潤の腕の中にいる(人２)の腕をとり消毒をすると素早く針を刺した

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暫くすると薬が効いてきたのか震えが止まり静かな寝息が聞こえた

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潤｢はぁ………｣

智｢ふぅ………｣

翔｢なにがあった？｣

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そお翔に聞かれ智が先程あったことを話した

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翔｢はぁ……信五先生が｣

智｢うん………｣

翔｢(人２)ちゃん大丈夫かな？｣

智｢ん……わかんない……でも……潤に、おいらに助けを求めているから大丈夫だと思うよ｣

翔｢……だな、潤(人２)ちゃんベッドに少し寝かせてやりな｣

潤｢ああ……｣

翔｢ん、どうした？｣

潤｢ん……いや……なんでもない……｣

翔｢にしちゃどうでもいい顔お前してないぞ｣

智｢潤｣

潤｢ああ……やっぱりまだ会わせるの早かったなって思って、可哀想なことしちまったって………｣

智｢ん、そうだな｣

翔｢もう少し時間見て会わせてやればよかったな｣

潤｢ああ……｣

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